暮らす楽しむ。

 

物件名は、

クラスタビル。

どんな意味だって?

深イイですよ~。

はい、いきます。

まず、暮らす楽しむ、を略したクラスタ。

一部、オーナーさんの社名も含まれています。

オーナーさんの好きな音楽、レゲエのラスタ。

人の群れや集団という意味のcluster(クラスター)。

当初は英語表記の案もあったけど、

英語にすると、その単語の意味に縛られてしまったりするから、

表記は、カタカナにした。

こんな様々な想いが込められた、

愛が詰まった物件名、なのです。

 

元織屋の社屋を賃貸住宅へとコンバージョン。

当時は改修工事中から数回にわたって、

トンガリプロジェクトとしても取り上げた物件だ。

コンセプトは、

ホテルのような、ゆるやかで、上質な住空間。

特筆すべきは、

共用部分の充実っぷり。

エントランス奥の、芝生のスペース。

緑があるのはやっぱりイイです。

黒いカーペット敷きの共用廊下。

階段すら、カッコイイ。

黒い壁、ほんと、カッコイイ。

ロビーに置かれた重厚なソファー。

ダンディな気分になれる(笑)

歴史を感じる書籍が本棚に並ぶ。

室内も見所満載。

床材は、栗の無垢フローリング。

触った感触が違う。

フェイクとは違う。

気持ちいいんだ。

木目もきれいで、落ち着いた色合いなんだ。

キッチンや洗面台などはシンプルだけど、

存在感のあるものをセレクト。

エッジがきいていて、

この空間をキリッと引き締める。

 

写真は完成内覧会の時のものも含んでいます。

こんな風な、木のあたたかみを感じられる家具がしっくりきて、

ここで過ごす時間が楽しくなること、請け合い。

コンセプトを具現化した、

ホテルのような、

気品あふれる空間になっている。

205号

咲き誇れ。

 

いつも自転車で通う道。

今日はたまたま歩いてみた。

普段流れるスピードじゃないから

景色がいつもと違って見えた。

ほら、道ばたにタンポポ。

春の訪れを“急に”感じた。

 

すー、はぁ~。

ひさしぶりに大きく呼吸した気がする。

 

2019年4月、オープン。

この空間に思わず息がもれちゃうはず。

 

天井高々な吹き抜けリビング。

屋根の一部は天窓で、

室内なのに青空が見える。

木々をイメージした、4つの柱。

本物の植木もご用意して、緑の呼吸もシェア。

室内だけど、室内っぽくない。

うーん、中庭みたい。

杉無垢材のウッドデッキ式なキッチンスペースから、

土間のたたき仕上げで切り返し。

キッチンスペースは、

カーブを描いたアイランド型のテーブル。

こだわりの家電もそろえております。

土間部分には、露天風呂だってあるの。

いつ入るんだろう。

いつ入ってみようかな。

人目を盗んで入ってみたい。

こんなこと他では味わえない。

 

各部屋は、

桔梗、紅梅、桜、芍薬、

水仙、椿、萩、藤。

とお花の名前。

8つの花がここで咲く。

それぞれ角部屋、隣に面する部屋はなし。

コーポラティブハウスみたいなつくりでおもしろい。

普通なら共用部から自室へ行くけど、

ここは外から帰ってきたら、各部屋へ直接行ける。

 

誰にも会いたくないときだってあるもん。

明日は晴れやかな気持ちで「おはよう。」って言いたいし。

コソっと戻って、ゆっくりするのも良いじゃない。

各部屋には、洗面台もついていて。

女性専用シェアハウスならではの

洗面渋滞はこれで無問題。

 

「女性」ってだけで、

不自由に感じてしまうことがある。

いつもなにかと闘っている。

 

女性らしくいたいわけじゃない。

「わたし」らしくいたいだけ。

 

すーっと呼吸が自然とできる。

ここで自由に生きていい。

 

ここで共に住まう8人へ。

咲き誇れ、

あなたらしく。

平面図

風のあわい。

 

人はいつから「境界」を作り始めたのだろうか。

家と外、仕事と休息、朝と夜。

私たちの生活は、

目に見えない境界に囲まれている。

 

内と外、光と影、日常と非日常。

けれども、境界が曖昧になったとき、

新たな気づきがあるかもしれない。

例えば、朝の光がカーテンの隙間から差し込み、

部屋の中に溶け込む瞬間。

あるいは、外の風がふと窓を抜けて、

部屋を通りすがるとき。

この部屋は、まさにそんな「境界」を柔らかくする場所。

 

町家の格子のような玄関扉を開くと、

すぐ室内に入るわけではない。

まず、土間バルコニーという半屋外のエリアがあって、

その次に室内へと入る。

 

土間バルコニーの使い方は自由。

趣味のガジェットを並べてもいいし、

植物を置いて自分だけのオアシスにするのもいい。

 

室内も、仕切りを極力減らしている。

自然光を生かしたつくりで、

外の世界と接しながらも、

自分だけの空間に戻るような感覚。

 

そして一面はガラス張りで、

土間バルコニーがよく見える。

 

土間がつなぐ内と外。

その曖昧な境界の中で、

新しい暮らしが見つかるかも。

ひだまり。

 

2014年、建築家のオーナーさんが、

自らタクトを振るってリノベーションした、

昭和57年築の分譲マンション。

元々は細かく間仕切られた、ありふれた間取りだった。

そこから生まれ変わった今の姿は、

ほぼ全ての間仕切りを取っ払った、

解放感あふれる大空間になっている。

なんと、26.8帖のドデカワンルーム。

「果てしなく続く」って、

マンションの1室に入って出てくる言葉じゃないですよね?

でも、思わず言ってしまうんです。

「果てしないなぁ~」って。

玄関から床のレベルが同じで、

床は、木目が美しいナラの無垢フローリングが、

東側の壁面には、一直線に棚板が、

ベランダまで続く。

キッチンはコの字型。

コンパクトだけど、使い勝手が良さそう。

洗面台や浴室などの水回りは、

シンプルでスタイリッシュなものをセレクト。

ガラス張りの浴室も素敵だ。

 

ナチュラルなテイストで、

優しい雰囲気。

どこかあったかくて、

心地良くって、

まるで、

ひだまりみたいな空間だ。

心解く。

【一言では訳せない言葉】

というのは世界中の言語にある。

例えば、日本語なら「わびさび」とか。

 

この部屋のテーマは、Hygge(ヒュッゲ)という単語。

北欧の、とくにデンマークの言葉として知られている。

 

―― Hyggeとは、

 

例えば冬なら、キャンドルを灯した部屋で

暖かい飲み物を入れたマグと、

肌触りの良いブランケット。

 

夏なら、木漏れ日がきらめく中で

ピクニックやバーベキュー

氷がカランと鳴るタンブラー。

 

そして大切な人と、穏やかな会話をする心地よさ。

そんな感覚のことを言うそうだ。

 

北欧の長い冬、部屋で過ごすことの多い環境で

自然と生まれた言葉かもしれない。

 

日々の忙しさから離れた、人生の中のささやかな幸せ。

穏やかで、暖かな幸福感。

それを大切に、大切に包み込んだ言葉。

 

外国語で一言に訳すのは難しいけれど、

皆、この感情には覚えがあった。

それで今日には、Hyggeは世界に広まった単語となった。

 

そしてここ、太秦にもHyggeを一粒。

 

白を基調とした北欧テイストのインテリア。

居心地の良い空間のために、こだわりを散りばめた。

 

シンプル・モダンでいて、どこか懐かしい。

 

お気に入りの本を読みながら過ごす時間、

キッチンで丁寧に淹れたコーヒーを味わう瞬間。

 

何でもないような日常が、こころをほどく。

 

トンガリプロジェクト|田中関田町新築計画 vol.7【本広告】

トンガリプロジェクトで

6回にわたりご紹介してきた

出町柳、田中関田町の新築計画。

 

お待たせいたしました。

ついに、竣工です。

 

出町柳駅から歩いて3分。

地元民にも観光客にも愛される

鴨川デルタへ気軽に行ける距離。

街路と交わるところに、

澄んだ川がある。

 

ミニタオル片手にちょっとそこまで。

キラキラ光る水面に

足をつけて

ひんやり。

 

最近とても暑いので

そんなことばかり想像している。

 

出町柳エリアには、心を掴む魅力がいっぱい。

有名な和菓子屋さん、

私のお気に入りの甘味処、

お洒落で落ち着くカフェ、

そしてノスタルジックな商店街――

歴史、文化、自然が揃った魅力的な場所。

 

その中にあるこの物件は、

1DKと1LDKの2つの部屋タイプがある。

 

1DKタイプは、

広々とした土間が自慢。

どう使うか、考えるだけでワクワクするね。

趣味のガジェットを並べるだけでも、

きっと楽しい。

 

1LDKタイプはメゾネット。

二人暮らしにピッタリの間取り。

寝室と仕事場を分けて、

気分転換を図りたい方にもおすすめ。

1LDKタイプ

優しさに包まれて。

座り心地の良いソファが置かれた、

小さな坪庭を愛でる洋室が、

僕の、1番のお気に入り。

休日には、時間を気にせず、

読書をしたり、音楽を聴いたり、

美味しいビールとともに、

ゆっくりと過ごしたい、

とっておきの場所だ。

 

工務店でもあるオーナー様が、

無垢材を惜しげもなく使用して、

自ら、改装を行った京町家。

床材はナラの無垢材(オイルフィニッシュ仕上げ)、

浴室の一部には赤杉の柾板、

天井、造り付け家具、建具が、1本の丸太から製材したそう。

扉のつまみは、ナンテンの木。

質感や風合いは、やっぱり、本物ならでは。

家全体が、木の優しい雰囲気に包まれている。

そんな、愛情をたっぷりと注がれた、

幸せな建物だ。

 

また、実際の生活の場面をイメージして設計されているので、

住みやすさ、という点でも随所に工夫が。

可動収納を引き出すと脱衣スペースになったり、

キッチンにはトップライトがあったり。

 

「勝敗の鍵は、細部に宿る。」

あるスポーツ界の識者が語った言葉だが、

これはどんな事にも言えるのではないかと。

1つ1つの小さなコトを、丁寧に積み上げる事で、

成果に繋げる。

逆に、少しでも手を抜くと、

そこから綻びが生じてしまう。

建物に勝ち負けは無いけれど、

ここまで丁寧に作られたモノは、

きっと、

入居された方も大切に住んでくれる。

うん。

やっぱり、幸せな建物だ。

図面

 

思い出のどんぐりハウス。

 

・・・

あれ、返事がないな?

きっとまだ外にいるんだ。

この時期、

うちの「植物博士」さんは

とっても忙しそう。

玄関先の小さな庭が

みるみる芽吹きはじめる初夏。

石垣のまわりに、

いろんな植物が育っている。

 

秋には、お隣さんちの大きな樹が

たくさんどんぐりを落とす。

ぐるっと植物に囲われている我が家。

苦手な人もいるかもだけど、

私たちはそれがお気に入り。

それから、

鷹峯の山に沈む夕日、

五山の送り火の「左大文字」。

この景色もとってもお気に入り。

 

冬になれば、

チャンチャンコを着込んで、

皆で鍋をつつく。

なんてったって、寒いから。

鷹峯。京都盆地の北西の方。

市内中心部より、ちょっと寒い。

でも、澄んだ冬の夜、

鷹峯の山に浮かぶ月は本当にきれい。

 

そんなふうに過ぎていく

この家での日々。

いつかは、もう戻れない、

大切な思い出に変わるのかな。

とりあえず

今日も同じ屋根の下、

気ままに4人で暮らしている。

 

 

 

simple beauty。

かつて、

西陣織の生産拠点として栄え、

千両箱が行き交ったことから、

「千両ヶ辻」と称された、

今出川通りから南の大宮通り。

リノベーションが行われたこの舞台は、

その大宮通りから西へ少し入った、

静かな通りに面した長屋だ。

 

この物件の魅力は、

装飾をそぎ落とした、

飾り気の無い、

シンプルな美しさだ。

主役はあくまでも、

住んでくれる人たち。

内装はその引き立て役。

そんなメッセージのようにも感じる。

 

門扉を開けると広がる、

小さなお庭。

毎日に潤いを与えてくれる、

ちょっと贅沢で、

心温まる空間だ。

そして、この庭を引き立たすためにも、

床や建具には主張の少ない、

構造用合板を使用。

 

B号の2階には、

大きな梁が十字に走り、

色合い的にも、

意匠的にも、

空間のアクセントとなっている。

もちろん、天井は高くて気持ちいい。

そして、マニアックな所になるが、

僕のお気に入りは、

B号の2階のサッシ。

建築当時のスチールを残し、

アイアン塗料で仕上げてある。

こういうディティールの質感に、

興奮してしまう。

建て替えではなく、

リノベーションを選択する意義というか、

昔の面影を残して、

建物の過去に思いを馳せられる所に、

面白さがあるなと。

この感覚は、

古いものを愛する方に、

共感いただける所かなと。

数ある物件の中から、

ここを選んでくれる方に。

 

図面

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