Simple is best.
って、
”もうこれ以上削るものがない”
状態のことだとか。
取材でここを訪れて、
”玄関”というにはあいまいな境界で
シューズを脱いで顔を上げたとき
目の前に広がるスカッと白い空間に
「あら、なんにもない。」
って思わず声が出てしまった。
リノベーションによって
真ん中にあったゾーニング(区画)を取り払い
さえぎるものが無くなった空間。
この「なんにもない」空間こそが
「KAWARAMACHI PLACE」201号室の
素晴らしいところ。
ひんやりとした白壁にかこまれて
ラグだけ敷いて寝転がってもいい。
天井も真っ白だから
邪魔するものは何もない
ただただ集中力を高めて
案を練るもよし。
簡素なテーブルを置いて
作業に没頭するもよし。
そしてふと気持ちが途切れた時に
窓のブラインドを上げれば
パッと黄色い隔板が目に入り
一気に気分の切り替えができる。
お向かいがお寺なのもイイ。
窓から見えるのは、京都の日常。
瓦屋根の趣にホッと一息。
すみっこの小さいキッチンは
コーヒーを淹れるぐらいならちょうどいい。
これ以上ないほど削られて、
残ったものが本当に必要なもの。
Simple is best. だからこそ
なにを加えるかはあなた次第。
駅近なのに街中の喧騒から少し離れた立地が
ワークスペースやセカンドハウスにおすすめ。
近所に銭湯やコインランドリーがあるので
住居としてゆったり使うのも素敵かも。
ちなみに5階の北側がルーフガーデンになっていて
ハーブがわんさか植えられている。
ここも素敵なポイントなので
内覧されるならぜひ見に行ってみて。