光と影の美しさ。

 

玄関扉が、そっと光を切る。

木材の作る影は心地が良い。

明瞭なシルエットも、

穏やかな濃淡も。

 

優しい影。陰翳の美――

谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を思う。

なんて。

 

かと言って、ただ影があるだけではないのが

この家の面白いところ。

陽光が降り注ぐテラス。

鮮やかなタイルに彩られた台所。

光をいっぱいに集める窓。

影が美しければ、光も美しい。

 

打ちっぱなしコンクリートに、

伝統的な美意識が不思議と調和する家。

ときめきで飾りつけ。

 

今回ご紹介するのは

手づくり作家さんのためのワーキングスペース。

ものづくりのまち、西陣で

リボンメーカーさんが運営されています。

 

契約者は、フォトスタジオとWiFiが無料で使えるほか、

リボン専門店でのお買い物が特別価格になるという、

なんとも嬉しい特典つき。

 

作家さんや、手づくりが好きな人が集まる空間。

ときめきが詰まっています。

ワークショップもあるので、是非いちど覗いてみてください。

 

人と人を結ぶ、と言いますが、

可憐で、きらびやかで、華やかで、

可愛らしいリボンで結んでみたら、もっと素敵でしょう。


初回3ヶ月間賃料半額キャンペーン中
(※契約開始後3ヶ月未満で解約される場合は、キャンペーン賃料3ヶ月分と正規賃料3ヶ月分との差額分を違約金としてお支払いいただきます。)

下鴨スキップコート。

突然ですが、

最近スキップした事ありますか?

昨日したよ、って方。

何かハッピーな事でもありました?(笑)

大人になってからスキップするって、

なかなか無いですよね。

子供の時みたいに、

うれしい気持ちが分かりやすく行動に出る、あの感じ。

失っちゃいましたね(笑)

 

いきなりスキップの話をしましたが、

なぜかと言うと、今回の物件名は、

下鴨スキップコート。

おいおい、タイトルそのままやん。

って、ツッコミが聞こえてきそうですが、

決して手を抜いたわけではありません。

ほんとです。

スキップコート。

響きがいいですよね。

心地いい。

楽しい生活がイメージできちゃいます。

名は体を表す。

という事で、採用しました。

 

僕がこの物件で好きなトコロ。

たくさんあるから、列挙していきます。

天井が高くって、気持ちいい。

壁がクロスじゃなくて塗装なので、質感がいい。

窓が多くって、明るいのがいい。

窓が多くって、風が通るのがいい。

天井のコンクリート打ちっ放しが、かっこいい。

洗面台がシンプルでおしゃれ。

収納が大きくって、うれしい。

北大路通りから1本南に入っていて、静か。

チャーミングポイントが、こんなにもあるんです。

そして、

この飾らない感じ。

この主張しすぎない感じ。

とっても、好きなんです。

102号室

コーヒーを相棒に。

 

新旧様々なお店がならぶ

「堀川商店街」を北に抜けると

2021年にオープンした複合施設

「堀川新文化ビルヂング」が見えてきます。

 

1階はオシャレな雰囲気のカフェと本屋さん。

その2階にレンタルオフィスがあります。

現在、そのうちの一人用ブースが入居者募集中。

オフィス入居者はなんと、

1階カフェのコーヒーが無料だそうです。

本屋さんとカフェが同じビルにあって、

しかもコーヒー無料って

めっちゃ良いですね!

 

オフィスで煮詰まったら、

カフェで気分転換できるし、

気になる本はすぐにチェックできる。

ふと見つけた本が

何かのきっかけになるかも。

併設のギャラリーも良い刺激になりそう。

外に出れば、堀川の小川もすぐそこ。

うーん、良いなぁ。

 

法人登記可能ですし、

共用の会議ブースもあります。

ギャラリーを借りることもできます。

ものづくりの精神が根付く

この西陣の地で、

スタートを切りませんか!

 

堀川新文化ビルジングHPより

堀川新文化ビルヂングHPより

思い出のどんぐりハウス。

・・・

あれ、返事がないな?

きっとまだ外にいるんだ。

この時期、

うちの「植物博士」さんは

とっても忙しそう。

玄関先の小さな庭が

みるみる芽吹きはじめる初夏。

石垣のまわりに、

いろんな植物が育っている。

 

秋には、お隣さんちの大きな樹が

たくさんどんぐりを落とす。

ぐるっと植物に囲われている我が家。

苦手な人もいるかもだけど、

私たちはそれがお気に入り。

それから、

鷹峯の山に沈む夕日、

五山の送り火の「左大文字」。

この景色もとってもお気に入り。

 

冬になれば、

チャンチャンコを着込んで、

皆で鍋をつつく。

なんてったって、寒いから。

鷹峯。京都盆地の北西の方。

市内中心部より、ちょっと寒い。

でも、澄んだ冬の夜、

鷹峯の山に浮かぶ月は本当にきれい。

 

そんなふうに過ぎていく

この家での日々。

いつかは、もう戻れない、

大切な思い出に変わるのかな。

とりあえず

今日も同じ屋根の下、

気ままに4人で暮らしている。

 

 

 

優しく育む。

 

JR向日町駅。

ローカルを感じる駅から

てくてくと歩いて、約8分。

比較的、新しそうな

マンションが立ち並ぶ中、

ひとまわり小さく、

レトロな風格を醸し出す。

通りに面した、

よくある貯水槽も

なんだか可愛くおめかし。

町や建物の雰囲気を壊さない

ちょっとした心遣いが素敵。

 

もともと

大阪国税庁の宿舎だった建物は

団地っぽい姿で、どこか懐かしい。

それらしく付けられた、

2号棟を示す建物壁面の「2」。

建物がもっていた活かすべき個性を残し、

新しい仕掛けをプラス。

物件名の由来がそこに。

 

昔ここの1階に住んでいた方は

お庭でミニトマトを育てたりしたらしい。

その時期には、

たくさん出来すぎちゃって、

お二人暮らしだった食卓には

ミニトマトが日々のってたりとか…

 

二人での新生活や

お子さんのいる生活も

ぴったり、すんなり、

自然とイメージができる空間。

 

建物は、

余裕をもたせた共用部。

階段壁面のビタミンカラー。

昔使っていた郵便受け。

それぞれの表札の木材。

建物の歴史を重んじながら、

アクセントが加えてある。

 

お部屋は、

温かみのある無垢材の床。

開放できる洋室とリビング。

南北にぬける風。

すべての要素がうまく作用して

素敵な生活感があふれる。

 

それこそ、

小さなお子さんがいれば、

建物すぐ隣の寺田東公園へ。

ここはちょっと遊びにでるのに丁度いい。

 

可愛いちびちゃんが

有り余った元気で走る、走る。

公園を走り回ったおかげで

帰ったらパタっと寝ちゃうかな。

窓を開けて、風を通してあげよう。

今度は、水族館に行こうか。

最近は、電車がお気に入りだから

やっぱり鉄道博物館にしようか。

どちらにしても、

お目当てのところまで

トテトテと

嬉しそうに駆ける姿が

目に浮かぶ。

 

なんて、

ここで暮らしたとしたら…

の時間を思い描く。

 

優しく育む空間と時間を

ここは優に想像できる。

そして実現できる気がする。

2021/10/4 追記
洗面所廻りをさらにリノベーション。
洗面所とトイレを可動スクリーンで仕切りました。

イメージ図

特別な季節。

.

例年よりだいぶん早かった今年の桜。

「桜がきれいな家だから」ときいて

雨と開花状況にハラハラしながら

急いで撮影に赴いた3月下旬。

 

私の心配をよそに、

満・満・満開!

の桜が迎えてくれました。

春爛漫、お庭も輝いて、

コケや下草の茂みには

小さな芽やお花がたくさん。

街から少し奥まった

見晴らしのよい高台で、

空気も爽やかな気がする。

玄関、縁側、

キッチンの小窓・・・

おうちのあちこちには、

うららかな光。

 

イエーイ!春だぜ!

 

なんて、テンションが

上がりまくったあの日から、

早1ヶ月。

あぁ、なんて贅沢だったんだろう。

新緑、夏の青葉、紅葉、落葉。

これからだって

どんどん変化していくけれど、

やっぱり花盛りの桜は特別なもの。

縁側、寝室の窓、バスルームの窓、

あふれんばかりに、満ちていた桜。

まるで雲海のようだった2Fからの眺め。

ほわほわと淡く色づいた春の山。

ああ、全部、また来年。

 

門や玄関、床の間など、

おうちの各所に添えられている花々は

撮影用のものではありません。

今も、日々お掃除に来られています。

家に風を通して、庭に水を撒いて。

丁寧に丁寧に、大切に、

住まわれてきたお家です。

 

未来へ。

京町家を愛する皆様へ。

トンガリさんから、

うれしいお知らせがあります。

えー、このたび、

随分と築年数も経ち、

時代に取り残されつつあった、

北区の、とある京町家ですが、

オーナー様の手によって、

新たな息吹を吹き込まれました。

本当に美しい物件として生まれ変わり、

お目にかからせていただきます。

(※2017年10月公開記事)

 

1階は、

琉球畳の和室と、

スギの無垢フローリングが気持ちいいリビング。

ライティングも素敵。

アイランドキッチンは、

楽しい生活がイメージできる。

濡れ縁のある広いお庭、

大迫力の火袋、

市松模様の収納扉などなど、

ちりばめられたこれらの仕様が、

空間のアクセントになっている。

2階は、

現しになった大きな梁が南北に走る。

このダイナミックな空間と、

市松模様の襖がキレイな和室。

全体的に、

新しくした部分と古い部分が、

バランス良く共存していて、

暮らしやすくも、

昔の面影を感じられる所もある。

この絶妙なバランスが重要。

 

なんといっても、

次の時代に、

こんなに美しい京町家を継承していける。

こんなに嬉しいことはないです。

西大路ヴィンテージビル。

産声をあげたのは、

今を遡ること、50年前。

以来、多くの企業と共に歩んできた、

テナントビル。

建物の老朽化に伴い、

店舗・事務所に加え、住居も新設し、

1棟まるごと、リノベーション。

真のヴィンテージビルへ、新たな一歩を踏み出す。

 

なんていうプロローグで、

トンガリプロジェクトでご紹介していた

「丸福ビル」。

今回、空き部屋が出てきましたので、

改めて、その魅力に迫ります。

 

エントランス。

まず、銘板がシブイ。

シブすぎる。

先頭打者ホームラン。

いきなりやられます。

エレベーターや階段室も、

雰囲気があって、好きです。

重厚で、歴史の重みを感じられます。

住居部分の廊下などは一転。

おしゃれな観葉植物も置かれ、

明るく、楽しい雰囲気。

 

お部屋、いきます。

床材は、栗の無垢フローリング。

無垢材はやっぱし、いいんです。

気持ち、いいんです。

1番の見所は、

01タイプ特有のキッチンスペース。

床は、45mm角の白いタイル。

クールで、知的なイメージの空間だ。

そしてリビングの作り付けのソファーが

この部屋最大のアクセント。

写真にあるような、

家具のレイアウトに心がおどる。

背の高い観葉植物も余裕です。

立地は、

西大路通りに面していて、

少し騒がしいんじゃないか、

と思いきや、

ちゃんと二重サッシになってるから、

外部の音は、ほぼシャットアウト。

ベランダは無いけど、

室内に物干しスペースがある。

 

ラフな雰囲気を楽しめる、

「気持ちいい」空間。

そんな、豊かな日常をここで。