気さくにつきあえる部屋。

 

まず、ご近所が素敵。

気軽なスタンディングコーヒー店の隣に

重鎮のたたずまいでお肉屋さんがあったり

「昔からこの辺の人に愛されてきたんだろうな~」

っていうお店の傍に

今どきのうどん店や多国籍料理店が並ぶ。

 

古きも新しきもごちゃまぜになった街並みは、

面白いものを発見するたびに

テンションが上がっていく。

 

そんな地域を通り抜け、

わくわくしながら向かった物件は

一見すると、ごく普通のマンション。

 

だけど、扉をあけて目に飛び込んできたのは

小気味の良い個性だった。

 

ユーズド加工がされたパーテーションに

コントラストの強い切り絵の花。

有孔ボードの扉がレトロなキッチンに取り付けられていて、

その向かいには、グッと魅力のある鏡。

 

そのお部屋はまるで

初対面で趣味が合って一気に距離が縮まった友達みたい。

よそいきの顔なんてもう必要ないのがわかった。

 

実はここ、

オーナーさんが手塩に掛けてリフォームした

絶妙なセンスのお部屋なんです。

 

写真を見てピンときたあなたは、

きっとすぐに仲良くなれる。

気さくにつきあえるお部屋になると思う。

 

居室にあるオーナーさん手作りの棚はけっこう頑丈。

目隠しのロールスクリーンがついているし、

プロジェクターでここに映画を映すのもいいかも!

 

カーテン代わりの白い内窓は

くるくる回す”ネジ締り錠”がかわいい。

 

内窓を開けて、さらに外窓を開けると、

さすが5階!ぬけるような眺めにため息。

遠くに大文字の船形も見える。

 

たくさんのことに興味を持って

毎日わくわくしていたい。

そんな自分を丸ごと受け止めてくれる街並み。

そして、気さくなお部屋。

ここで”わくわく”暮らしてみるのはいかがでしょうか。

 

 

まじないをかけて。

なんとなく、

気持ちの良い。

なんとなく、

過ごしやすい。

なんとなく、

やすらぐ。

 

この、

なんとなくを

つくっているのは

なんだろう。

 

それは、

部屋だけが

よければいいというわけではなく。

暮らしの中の

くつろぐ時間だったり。

やすらぐ香りだったり。

おいしいごはんだったり。

そういうものがカタチづくっていく。

 

・・・

 

北欧の考え方である、

Hygge(ヒュッゲ)。

日本語では、

「居心地のいい」や「ほっこり」

という意味の過ごし方。

これにならって

この空間が

心地の良いものになるようにと

まじないをかけてある。

 

一階は、

全体的に白を基調とした

モダンな北欧スタイル。

二階は、

あたたかみを感じる

ナチュラルな和モダンの雰囲気。

この空間を一緒につくっている

海外インテリア。

そのひとつひとつにまでこだわりを。

そして、

ペットという家族との暮らしも

ここは叶う。

 

・・・

 

夜もふけってのバスタイム。

好きな香りのバスボム入れて、

じんわり身体が温まってきたころ

ぼーっとして

なにも考えられなくなる。

お風呂から上がって

一度ソファにのったりとおさまる。

しばしの間、キャンドル焚いて。

ホットミルク入れたコップを両手でもって、

ふー、ふー。

はぁ、ここでもまたぼーっとしちゃう。

暖房前でぬくぬく寝てたのに、

すっと起きたかと思えば、

同じようにソファにのってきた。

隣にぴとっと体を寄せておさまるこの子。

触れてる太もものあたりだけ

他よりもじんわりあたたかい。

 

これは

ベッドに行く前、

何気ないけど

大切にしたいひととき。

春の香り。

 

春めいてきた

3月のある日。

窓を開けると風と一緒に

柔らかな香りがふわり。

ああ良いな。

 

キッチンのタイル、

レトロな洗面台、

優しい色の塗装、

おしゃれな照明器具、

・・・etc

改装済みの室内は

可愛らしく、おしゃれな仕上がり。

 

立地は山科。

駅でいうと東西線の「御陵駅」。

駅までは歩いて15分ぐらい。

京都の市街地とはちょっと違う、

のんびりとした雰囲気。

畑にはもう花が咲いている。

のどかだねぇ。

 

春はいいなぁ。

めいっぱい植物に囲まれたい。

 

子どものころ両親と祖父母の家に行くとき

何度も車で通った国道9号線沿いの「お花屋さん」。

立ち寄ってもらったことはなかったけれど

植物園みたいに見えたその場所は

幼い私の心をグッととらえた。

 

まさかその場所と

大人になってからもう一度出会うなんてね。

 

写真撮影に訪れたとき、

私は少しはしゃいでいた(大人げなく)。

記憶の通りそこはやっぱり、植物園みたいだった!

 

そう、この物件はなんと

一戸建て住宅に植物園みたいな

温室付きの店舗がくっついているんです。

 

お花屋さんの面影を残す1階の店舗部分は

気持ちがいいほど広くて、日当たり良好。

そして隣にその温室。

 

この広い空間、園芸店はもちろん、

カフェなどの飲食経営もできるそうなのですが、

何にせよ、ここにめいっぱい植物を置いて

上からもハンギングポットを吊るしたりして

緑いっぱいの空間にしたい。

工夫次第でかわいくできそう。

植物好きの妄想がふくらんでく。

 

住居部分のほうも魅力が満載で。

玄関(広い!)に吹き抜け階段。

踊り場にある四角い飾り棚もイイ。

小上がり和室のあるLDKは開放的で、

このおうち、窓がたくさんあって眺めも素敵。

 

天気の良い日は畳に寝転んで

遠くの山々をながめたい。

 

ホームエレベーターがあったり、

ウォークインクローゼットがあったり、

広いバルコニーにお洗濯がたくさん干せる。

ちゃんと生活を支えてくれる設備も充実してる。

 

店舗部分も住居部分も

どちらにもあふれんばかりの

魅力が詰まったこの物件。

すっかり大人になった私の心も

グッととらえてくれた。

西院の空に住むⅡ。

さて。

お湯をわかして、

ポットとカップとお気に入りの紅茶、

それから、

のんびりできる時にととっておいた一冊。

このささやかなティーセットを携えて、バルコニーへ。

青空、曇り空、朝焼け、夕暮れ、夜空。

この空の元、この場所は、

私のとっておきの特等席。

(建物については「西院の空に住む。」をご覧ください)

415号室は間取り反転

身も心も軽やかに。

 

銭湯ってなんでこんなに

気持ち良いんだろ。

羽が生えたように、

体が軽くなる。

 

さっぱりとした体で

颯爽と繰り出すのは、

新大宮商店街。

 

お惣菜を買って帰ろうかな。

魚屋さんや鶏肉屋さん、

お豆腐屋さん、

それぞれの手作りおかず。

お店に行っても良い。

中華?お蕎麦?今日は何の気分かな。

八百屋さんにも寄って、

それから、明日のパンも調達しなきゃ。

 

そんな商店街ライフ。

つっかけひっかけて、

ふらりふらり。

下町の庶民風で

なんだか楽しい。

 

銭湯や個人商店も多いし、

職人さんが住んでいたような

織屋建の町家や、

小さな借家も残っている。

 

この家も、そのひとつ。

最新のマンションみたいな

便利さはないけれど、

風が抜ける2階で大の字になったり、

玄関前の「井戸端」的な場所で、

お隣さんとたわいのない話をしたり。

そんな暮らしの楽しさがある。

 

最近は日が長いから、

早く帰れたら

明るいうちに銭湯へ。

なんて、楽しみもある。

いやはや、下町暮らし、豊かだね。

 

トンガリプロジェクト|吉田上阿達町新築計画 vol.2【予告広告】

 

吉田上阿達町の新築計画のご紹介、第2弾。

 

外壁は冷たすぎず、鈍すぎない、優しいニュアンスグレー。

きっとお庭の緑にも合います。

 

ところで、古民家や町家を見ていると、

天井とは壁の続きのフラットな面ではなく、

部屋の雰囲気を決める重要なパーツであることがわかります。

部屋の用途や格式を表す、表情のあるものです。

 

この物件の表情は、屋根勾配に沿った白木の優しさ。

そして整然と組まれた美しさ。

懐かしくてモダン。そんな表情を感じます。

 

 

随所にみられる異素材の組み合わせ。

艶、ざらつき、濃い、淡い……

すべてを味方につけたような家。

 

そして光でさえも。

 

白が反射した光を、木材が優しく受け止めるような。

木が作る影って心地がいいんですよね。

 

 

A棟

 

B棟

 

こだわりを詰めて、完成まであと少しとなりました。

おたのしみに。

 


仮称)吉田上阿達町新築計画
2025年1月下旬完成予定

京都バス バス停「川端一条」徒歩約4分
京阪本線「出町柳駅」徒歩11分

お問い合わせ先
フラットエージェンシー左京店
0120-36-0669/075-762-0669


[予告広告]
賃料は未定です。本広告を行い、募集を開始するまでは、契約または予約の申込み順位の確保は一切できません。予めご了承ください。
〈募集開始予定時期/2025年1月下旬〉

12ページ。

もう、ずっと前のことになるんだなぁ。

っていうのが、正直な感想。

もっと前の事のようにも思えるし、

最近の事みたいに、

思い返す事もできる。

オーナーさん、

設計士さん、

建設会社さん、

と一緒になって進めた、

賃貸マンションのリノベーション計画。

本音で、意見をぶつけあった、あの時間。

そう、あの時、

僕達が見ていたのは、

時代が求める、

新たな賃貸住宅のあるべき姿。

そしてその先にある、

入居者さんの笑顔だけ、だったなぁ。

なんて感慨に浸りながら、

この愛すべき建物を紹介していきます。

 

リノベ工事完成は、平成26年3月末のこと。

築後40年以上が経過して、老朽化していた建物を、

一棟まるごと、リノベート。

新築じゃないから、

あんまりピッカピカにはしたくなかった。

この建物が歩んできた、

その道程が垣間見れるような、

そんな風にしたかった。

間取りも、ありきたりのものじゃ嫌だったから、

入居者さんが自由に考えられる、

余白を残した。

建具も、フェイクじゃ嫌だったから、

極力少なくした。

時間の経過で価値が無くなるような素材も、

極力少なくした。

風がよく通るという、居心地の良さも絶対、

残したかった。

ここに住む、12人それぞれにとって、

人生の大事な1ページになるように。

 

そんな考えに基づいて。

床はやっぱり無垢材がいいよなって。

色々な木材を吟味して選んだのは、

メープル。

主張しすぎない色合いで、木目も美しい。

天井はペンキで仕上げた。

質感が好き。

壁面はモルタル仕上げで、

ラフな雰囲気もプラス。

シンクの前に、細長く切られたガラス。

廊下を通るたびに、

思わず、手を振ってしまう(笑)

自然と笑顔が増える。

ウォークインクローゼットは広くとった。

玄関踏込もちょっと広めにとって、

仕上げはモルタル。

靴は、飾るように収納できる、オープンなシェルフに。

こんな建物ですが、

リノベーション完成の最後のピースは、

常に、入居者さんが持っています。

写真にもある、オープンハウスの時のような、

インテリアやグリーンなど、

自分なりの彩りを加えていってもらえれば。

 

最後に。

このリノベーション計画に携わらせてもらったことを、

僕は誇りに思う。

今も、

きっと、これから先も、

胸を張って、言える。

これが、僕達の信じる道だ、って。

これが、僕達が進むべき道だ、って。

 

 

扉の先に。

春、疎水のほとりに咲く桜の花が、

心に春の訪れを告げる。

夏、夜闇に舞う蛍の光が、

心を灯りで満たす。

通りにはケヤキの新緑、

秋には黄金のイチョウ。

 

色彩豊かな街、北白川。

 

疲れたら、扉は閉めたらいい。

布団に包まれて、

これでもかというほど休んで、

やがて朝日が差したら、

扉を開けてみて。

ゆっくり、ゆっくりと……

 

 

ところで、このシェアハウス

お菓子屋さんを営むオーナー様から、素敵な贈り物がある。

なんと、お菓子の定期便。

心をほぐし、甘美なひとときをもたらす。

新しい日常が扉の先に。