「年をとる」
という言葉は、一般的に、
あまり良いようには捉えられません。
建物もしかり。
「新築」「築浅」という言葉が、
ある程度のステータスを持っています。
でも、
この建物を見ると、
年をとる、
年を重ねる事によって、
得られるものがあると気付かされます。
場所は修学院離宮の麓、
山が近く、
小川が流れ、
自然を感じられるエリア。
花梨の木が植わっていることから
「花櫚館(かりんかん)」と名付けられたこの建物は、
34歳を迎えました。
コンセプトは「周りにとけ込むような建物」。
30年を経たコンクリートの建物は、
まわりの自然にしっくりとけ込んでいます。
そしてお部屋の床材は無垢のナラ材。
今でこそ賃貸物件で無垢材を使用する物件は増えてきてますが、
30年前には殆ど無かったのではないでしょうか。
「いいものを使いたい」という
家主さんの想いで敷かれたナラのフローリングは、
30年経ち、とても良い風合いが出てきました。
年を重ねる事によって、
味わいを深めてきた物件です。
それから、
お庭をのぞめるベランダや、
周辺を見渡せる開放的な屋上、
そんなオマケ要素もついてきます。
ぜひ見に来てください。