玄関扉が、そっと光を切る。
木材の作る影は心地が良い。
明瞭なシルエットも、
穏やかな濃淡も。
優しい影。陰翳の美――
谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を思う。
なんて。
かと言って、ただ影があるだけではないのが
この家の面白いところ。
陽光が降り注ぐテラス。
鮮やかなタイルに彩られた台所。
光をいっぱいに集める窓。
影が美しければ、光も美しい。
打ちっぱなしコンクリートに、
伝統的な美意識が不思議と調和する家。
玄関扉が、そっと光を切る。
木材の作る影は心地が良い。
明瞭なシルエットも、
穏やかな濃淡も。
優しい影。陰翳の美――
谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を思う。
なんて。
かと言って、ただ影があるだけではないのが
この家の面白いところ。
陽光が降り注ぐテラス。
鮮やかなタイルに彩られた台所。
光をいっぱいに集める窓。
影が美しければ、光も美しい。
打ちっぱなしコンクリートに、
伝統的な美意識が不思議と調和する家。
1970年の竣工から
2009年の閉校まで、
「京都インターアクト美術学校」の校舎として
クリエイティブの“現場”として在り続けたこの建物は、
随所に絵具やペンキの飛沫が残っています。
キャンバスに着地できなかった塗料たち。
床や壁に飛び散って、
そのまま建物と一緒に学生たちを見守ってきました。
――2016年。
建物はリノベーションされ、
カフェやショップ、アトリエなどが入居する
複合施設として生まれ変わりました。
塗料の跡はそのまま。
他にも、旧校舎の面影をいたるところに残して。
それでいて、発展し続ける建物。
生きているんです。
アートやモノづくり、デザイン、
というキーワードに沿った入居者様をお待ちしております。
今回ご紹介するのは
手づくり作家さんのためのワーキングスペース。
ものづくりのまち、西陣で
リボンメーカーさんが運営されています。
契約者は、フォトスタジオとWiFiが無料で使えるほか、
リボン専門店でのお買い物が特別価格になるという、
なんとも嬉しい特典つき。
作家さんや、手づくりが好きな人が集まる空間。
ときめきが詰まっています。
ワークショップもあるので、是非いちど覗いてみてください。
人と人を結ぶ、と言いますが、
可憐で、きらびやかで、華やかで、
可愛らしいリボンで結んでみたら、もっと素敵でしょう。
もう、ずっと前のことになるんだなぁ。
っていうのが、正直な感想。
もっと前の事のようにも思えるし、
最近の事みたいに、
思い返す事もできる。
オーナーさん、
設計士さん、
建設会社さん、
と一緒になって進めた、
賃貸マンションのリノベーション計画。
本音で、意見をぶつけあった、あの時間。
そう、あの時、
僕達が見ていたのは、
時代が求める、
新たな賃貸住宅のあるべき姿。
そしてその先にある、
入居者さんの笑顔だけ、だったなぁ。
なんて感慨に浸りながら、
この愛すべき建物を紹介していきます。
リノベ工事完成は、平成26年3月末のこと。
築後40年以上が経過して、老朽化していた建物を、
一棟まるごと、リノベート。
新築じゃないから、
あんまりピッカピカにはしたくなかった。
この建物が歩んできた、
その道程が垣間見れるような、
そんな風にしたかった。
間取りも、ありきたりのものじゃ嫌だったから、
入居者さんが自由に考えられる、
余白を残した。
建具も、フェイクじゃ嫌だったから、
極力少なくした。
時間の経過で価値が無くなるような素材も、
極力少なくした。
風がよく通るという、居心地の良さも絶対、
残したかった。
ここに住む、12人それぞれにとって、
人生の大事な1ページになるように。
そんな考えに基づいて。
床はやっぱり無垢材がいいよなって。
色々な木材を吟味して選んだのは、
メープル。
主張しすぎない色合いで、木目も美しい。
天井はペンキで仕上げた。
質感が好き。
壁面はモルタル仕上げで、
ラフな雰囲気もプラス。
シンクの前に、細長く切られたガラス。
廊下を通るたびに、
思わず、手を振ってしまう(笑)
自然と笑顔が増える。
ウォークインクローゼットは広くとった。
玄関踏込もちょっと広めにとって、
仕上げはモルタル。
靴は、飾るように収納できる、オープンなシェルフに。
こんな建物ですが、
リノベーション完成の最後のピースは、
常に、入居者さんが持っています。
写真にもある、オープンハウスの時のような、
インテリアやグリーンなど、
自分なりの彩りを加えていってもらえれば。
最後に。
このリノベーション計画に携わらせてもらったことを、
僕は誇りに思う。
今も、
きっと、これから先も、
胸を張って、言える。
これが、僕達の信じる道だ、って。
これが、僕達が進むべき道だ、って。
・
突然ですが、
最近スキップした事ありますか?
昨日したよ、って方。
何かハッピーな事でもありました?(笑)
大人になってからスキップするって、
なかなか無いですよね。
子供の時みたいに、
うれしい気持ちが分かりやすく行動に出る、あの感じ。
失っちゃいましたね(笑)
いきなりスキップの話をしましたが、
なぜかと言うと、今回の物件名は、
下鴨スキップコート。
おいおい、タイトルそのままやん。
って、ツッコミが聞こえてきそうですが、
決して手を抜いたわけではありません。
ほんとです。
スキップコート。
響きがいいですよね。
心地いい。
楽しい生活がイメージできちゃいます。
名は体を表す。
という事で、採用しました。
僕がこの物件で好きなトコロ。
たくさんあるから、列挙していきます。
天井が高くって、気持ちいい。
壁がクロスじゃなくて塗装なので、質感がいい。
窓が多くって、明るいのがいい。
窓が多くって、風が通るのがいい。
天井のコンクリート打ちっ放しが、かっこいい。
洗面台がシンプルでおしゃれ。
収納が大きくって、うれしい。
北大路通りから1本南に入っていて、静か。
チャーミングポイントが、こんなにもあるんです。
そして、
この飾らない感じ。
この主張しすぎない感じ。
とっても、好きなんです。
新旧様々なお店がならぶ
「堀川商店街」を北に抜けると
2021年にオープンした複合施設
「堀川新文化ビルヂング」が見えてきます。
1階はオシャレな雰囲気のカフェと本屋さん。
その2階にレンタルオフィスがあります。
現在、そのうちの一人用ブースが入居者募集中。
オフィス入居者はなんと、
1階カフェのコーヒーが無料だそうです。
本屋さんとカフェが同じビルにあって、
しかもコーヒー無料って
めっちゃ良いですね!
オフィスで煮詰まったら、
カフェで気分転換できるし、
気になる本はすぐにチェックできる。
ふと見つけた本が
何かのきっかけになるかも。
併設のギャラリーも良い刺激になりそう。
外に出れば、堀川の小川もすぐそこ。
うーん、良いなぁ。
法人登記可能ですし、
共用の会議ブースもあります。
ギャラリーを借りることもできます。
ものづくりの精神が根付く
この西陣の地で、
スタートを切りませんか!
銭湯ってなんでこんなに
気持ち良いんだろ。
羽が生えたように、
体が軽くなる。
さっぱりとした体で
颯爽と繰り出すのは、
新大宮商店街。
お惣菜を買って帰ろうかな。
魚屋さんや鶏肉屋さん、
お豆腐屋さん、
それぞれの手作りおかず。
お店に行っても良い。
中華?お蕎麦?今日は何の気分かな。
八百屋さんにも寄って、
それから、朝のパンも調達しなきゃ。
そんな商店街ライフ。
つっかけひっかけて、
ふらりふらり。
下町の庶民風で
なんだか楽しい。
気さくで気取らない
町の空気に触れて、
身も心も、軽くなった。
実際、この辺は下町で、
銭湯や個人商店も多いし、
職人さんが住んでいた
織屋建の町家や、
小さな借家も残っている。
この家も、そのひとつ。
最新マンションのような
便利さはないけれど、
風が抜ける2階で大の字になったり、
玄関前の「井戸端」的な場所で、
お隣さんとたわいない話をしたり。
そんな暮らしの楽しさがある。
最近は日が長いから、
早く帰れたら
明るいうちに銭湯へ。
なんて、楽しみもある。
いやはや、下町暮らし、豊かだね。
.
例年よりだいぶん早かった今年の桜。
「桜がきれいな家だから」ときいて
雨と開花状況にハラハラしながら
急いで撮影に赴いた3月下旬。
私の心配をよそに、
満・満・満開!
の桜が迎えてくれました。
春爛漫、お庭も輝いて、
コケや下草の茂みには
小さな芽やお花がたくさん。
街から少し奥まった
見晴らしのよい高台で、
空気も爽やかな気がする。
玄関、縁側、
キッチンの小窓・・・
おうちのあちこちには、
うららかな光。
イエーイ!春だぜ!
なんて、テンションが
上がりまくったあの日から、
早1ヶ月。
あぁ、なんて贅沢だったんだろう。
新緑、夏の青葉、紅葉、落葉。
これからだって
どんどん変化していくけれど、
やっぱり花盛りの桜は特別なもの。
縁側、寝室の窓、バスルームの窓、
あふれんばかりに、満ちていた桜。
まるで雲海のようだった2Fからの眺め。
ほわほわと淡く色づいた春の山。
ああ、全部、また来年。
門や玄関、床の間など、
おうちの各所に添えられている花々は
撮影用のものではありません。
今も、日々お掃除に来られています。
家に風を通して、庭に水を撒いて。
丁寧に丁寧に、大切に、
住まわれてきたお家です。
今回の舞台は、
宇治市。
トンガリさんでは、初登場。
宇治市民の皆様、お待たせ致しました。
「うぉー、待ってたで~!」
なんて方がいらっしゃたら(いないか(笑))、
嬉しいです。
さぁ、宇治と言えば、、、
平等院。
宇治上神社。
源氏物語。
宇治茶。
そんで、その次くらいに、
今回の物件、「cozy宇治橋」。
そんな存在になるかも(ならないか)。
でも、すごいポテンシャルを秘めた物件です。
日本三古橋の一つという、宇治橋から北へ。
私鉄の駅で初めてグッドデザイン賞を受賞した、
京阪の宇治駅からは徒歩2分。
設計事務所さんによると、
建物のコンセプトは、
リノベーションされた「お屋敷」。
マンションではなく、
大きな屋根の下に色々な部屋がある、
屋敷建築のイメージ。
なるほど。
確かに、外観はおよそマンションには見えません。
道行く人たちも、「はて何ができたんかいな?」
的な顔でご覧になられてます。
さぁ、建物に入っていきましょう。
まずは、宇治川の流れのように、
ゆるやかな曲線を描く、タイル張りのアプローチを通って、
木の温もりが感じられるエントランスへ。
オートロックを開けて階段を上がっていくと、
塗りで仕上げられた壁面が豊かな表情を見せていて、
とってもいい感じ。
2階からは、美しいフォルムの螺旋階段が続く。
全体的に共用部が美しい物件なんだけど、
この階段、特に好きです。
部屋はと言うと、
全7部屋が異なる間取り。
メゾネットタイプもあれば、
ロフト付きもあれば、
最上階は専用バルコニー付きのVIP仕様。
天井の勾配を利用した、高い天井の浴室など、
プレミアム感たっぷり。
床材は、メープルの無垢フローリングを使用。
質感がいいし、なんと言っても肌触りがいい。
キッチンと洗面台はサンワカンパニー社製。
シンプルなデザインが美しい。