お屋敷アパートメント。

 

 

今回の舞台は、

宇治市。

トンガリさんでは、初登場。

宇治市民の皆様、お待たせ致しました。

「うぉー、待ってたで~!」

なんて方がいらっしゃたら(いないか(笑))、

嬉しいです。

 

さぁ、宇治と言えば、、、

平等院。

宇治上神社。

源氏物語。

宇治茶。

そんで、その次くらいに、

今回の物件、「cozy宇治橋」。

そんな存在になるかも(ならないか)。

でも、すごいポテンシャルを秘めた物件です。

 

日本三古橋の一つという、宇治橋から北へ。

私鉄の駅で初めてグッドデザイン賞を受賞した、

京阪の宇治駅からは徒歩2分。

設計事務所さんによると、

建物のコンセプトは、

リノベーションされた「お屋敷」。

マンションではなく、

大きな屋根の下に色々な部屋がある、

屋敷建築のイメージ。

なるほど。

確かに、外観はおよそマンションには見えません。

道行く人たちも、「はて何ができたんかいな?」

的な顔でご覧になられてます。

 

さぁ、建物に入っていきましょう。

まずは、宇治川の流れのように、

ゆるやかな曲線を描く、タイル張りのアプローチを通って、

木の温もりが感じられるエントランスへ。

オートロックを開けて階段を上がっていくと、

塗りで仕上げられた壁面が豊かな表情を見せていて、

とってもいい感じ。

2階からは、美しいフォルムの螺旋階段が続く。

全体的に共用部が美しい物件なんだけど、

この階段、特に好きです。

 

部屋はと言うと、

全7部屋が異なる間取り。

メゾネットタイプもあれば、

ロフト付きもあれば、

最上階は専用バルコニー付きのVIP仕様。

天井の勾配を利用した、高い天井の浴室など、

プレミアム感たっぷり。

床材は、メープルの無垢フローリングを使用。

質感がいいし、なんと言っても肌触りがいい。

キッチンと洗面台はサンワカンパニー社製。

シンプルなデザインが美しい。

033図面

これぞ愛おしき町家。

 

この物件に足を踏み入れて、

まず目に飛び込んできたのは、

台所の奥まで伸びる細長い土間。

 

「通り庭」と呼ばれる京町家ならではのつくりで、

現代の暮らしに合わせて床が張られたり、

台所が改装されたりしている物件が多い中、

この家では、すのこを渡しただけ。

昔ながらの土間が残されていました。

 

木の引き戸や柱もできる限り残されていて、

何かの資料館にでも来たような、

そんなワクワクを感じながら撮影しました。

 

トイレとお風呂は現代的なものに改装されているので、

そこはご安心を。

 

木板の天井から下がるのは、あのスイッチ式の電灯。

カチッと鳴るあの感触、堪らんです。

 

こちらは古い設備なので

いつまで現役でいてくれるかわかりませんが、

そんなところも含めて愛おしい。

 

この町家を愛し尽くしてくれる人を、

お待ちしております。

 

居住用での募集なので、

その点はご了承願います。

光と風が、踊る庭。

コートハウス?

なんだそれ。

どんなハウス?

はい、お答えいたします。

集合住宅でありながら、

各戸に専用の中庭(COURT)を持つ、

戸建て感覚のアパートメント。

6戸が複雑に絡み合いながらも、

それぞれのプライバシーを保ち、

光と風を取り込む、

そんな中庭を中心に持つ、

デザイナーズアパートメント。

それが、コートハウスです。

 

いやほんと、素晴らしい設計だと思います。

これぞまさに、匠の技。

今だから言うけど、

建物が完成するまでは、

ホントに各部屋の日当たりが確保されるの、って

すっごく不安だった(笑)

図面だけで見ると、ね。

だから、竣工して見に行った時には、

勝手にホッとしてた(笑)

 

そんな、メゾネットタイプのお部屋。

白を基調とした室内。

カクカクした階段の美しいフォルム。

広々とした中庭。

やっぱりここは楽しみたい。

第2のリビングとして、

天気の良い休日にはゆっくりブランチしたり、

昼からビールでも飲んだり。

奥さんに怒られない程度にお願いします。

もしくは、一緒に飲んで下さい。

 

実用的なトコで言うと、

玄関のスグ前に駐車スペース(2台分)があって、

ドッサリ買い物した日でも、楽チン。

ゆったりした玄関もいいな。

たっぷりある収納が便利だな。

床暖房で冬でもあったかいな。

ペットと暮らせるのもうれしいな。

でも、

ここを選ぶ決め手は、

広い空から降り注ぐいっぱいの光と、

心地よくそよぐ風。

これでしょ。

A号室

※掲載写真はE号室

ガッツリ好みにやったって。

 

スナックみたいな顔をして

ここ、以前は”鍼灸整骨院”だったらしい。

ええ?!

 

お馴染みさんとのやりとりが

容易に目に浮かぶカウンターを前に、

正直少し困惑してしまったのだが。

 

中へ歩みを進めると、

おお!広い!

カウンターの奥に

約30坪のだだっ広い空間が!

 

なるほど。

どんな使い方でもドンとこい!っていう

フトコロの深さがここにあったわ。

 

1階店舗部分は自由に改装OK。

この空間を見て武者震いしたあなた、

そのセンスに拍手したい。

 

いつかガッツリやってみたかったこと

ここでだったらできるかも?!

想像を超える新しい姿、

見てみたくなってきた。

 

ちなみに更新料無しなので、

長期的にやれるのも嬉しいところ。

 

外観もなかなか個性的。

白い壁がスカッと道路に映える。

そして扉が二つ。

右が、1階店舗の入口。

左が、2階に続く入口。

 

階段を上って2階を見てみると、

こちらはすっかりリノベーション済み。

小綺麗に整えられている。

 

観葉植物を置きたくなるような

東向きの明るい出窓が素敵。

 

1階で思うぞんぶん働いたあと、

きれいに整った2階の居住空間では

ピカピカのお風呂で汗をながして

広いリビングでホッと一息。

小上がり和室でくつろぐのもいいな。

 

そんな二階層の構造が素晴らしい。

”通勤ゼロ分”だからこそ、

ON/OFFの切り替え大事だもの。

 

暮らしやすさがそろった居住スペースと

スケール無限大の店舗スペース。

二つに重なる空間をどう乗りこなすか…!

想像するだけでもわくわくしてきませんか。

 

空想が回り始める。

 

コンシェルジュ!にご挨拶をして

お城みたいなエントランスを

通り抜けたときからなんだか

ガラスの靴で歩いている

みたいな気分になってしまって。

 

少しつま先立ちで

たどりついたお部屋では

ドレッシーフリルのカーテンが

たっぷりと淡い光を含んで

静かに主の帰りを待っていた。

 

”パチン”と明かりを入れると

空想が回転を始めた。

 

八角形みたいな不思議な空間で

よそおい華やかな人々が

ティータイムをおしゃべりで彩って、

お花のかたちの灯りを囲むように

妖精たちがキラキラ飛び回っている。

 

そんなメルヒェンが突如として

目の前に浮かんだ。

 

抜けるような眺望と2面バルコニー、

にぎやかな商業エリアとも良い距離感で

最寄り駅まで徒歩6分。

生活をサポートしてくれる

コンシェルジュサービス付き。

 

語るにあまりある好条件ながら、

この”おとぎ話”のような雰囲気よ。

 

ドレープやフラワーモチーフを愛でつつ

「まあ!なんて可愛らしいの」って

毎日をワントーン明るく暮らしてみたい。

リビングをくるくる回ってみたい。

 

お散歩がてら表へ出たら、

鴨川まではほんの数分。

ちょうど亀の飛び石があるのも嬉しい。

 

その道すがらには元美術学校の趣ある校舎が。

ご近所さんが地下水を汲みに通う

「銅駝水」もこのあたり。

軟水でお米を炊くのに良いらしい。

(※地元の人談。自己責任でどうぞ。)

 

暮らしやすい立地に、地域の自然な魅力、

そして独自の個性が輝くマンション。

ぜひガラスの靴を履いた気分で訪れてみて。

 

美しきハーモニー。

新築当時。

えー、遡る事、

数十年以上も前。

京都産業大学前店の店長だった僕には、

この物件にまつわる思い出が、いっぱいある。

アポもなく、フラッと店舗に来られたオーナーさん。

「こんなん建てるんやけど、家賃どれ位になるかな」

と見せてくれた、外観パースや図面を見て、

新米店長の心は、ときめいた。

カ、カッコイイ。

 

とっても新鮮で、印象に残る感覚だった。

今でこそ、デザインにこだわりを持つ物件も多くなったけど、

当時はデザイナーズマンションなんて言葉すら、

無かった時代。

自分で初めて新築物件をお預かりする事も相まって、

ワクワクとドキドキが交差した。

そして、完成が6月だった事もあり、

新入学の学生さんには、入居時期が合わなかった。

けど、絶対に良い物件だって自信があったから、

一生懸命おすすめしてた。

4月から6月までの2ヶ月間、2万円くらいの下宿に仮住まいをして、

そこから移動してもらった学生さんもいた。

あの子たちは、この部屋でどんな学生生活を送ったんだろう。

楽しい思い出になってたらいいな。

聞いてみたい。

うん、ぜひ聞きたい。

 

って、前置き長っ。

申し訳ございません。

本題へ入ります。

とにかくね、カックイイんだ。

コンクリート打ちっ放しと、

そこに加えてあるスパイス。

キッチンやシューズボックスに使用されてる、

カナダから輸入したキャビネット。

クローゼットの扉。

窓枠、建具。

1階のベランダにある、ウッドデッキ。

外観のアクセントに。

階段の手すりにも。

そう、それは全部、木材。

コンクリートのクールな感じに、

木材のあったかさが加わって、

それが足し算じゃなくて、

掛け算になってる。

魅力倍増。

そう、ここで奏でられる、

コンクリートと木材の、

美しきハーモニー。

ご鑑賞ください。

105号室

※掲載写真は101号室と202号室

凛々しい黒と清々しい白。

 

小高くなったこの地まで、

車で住宅街をのぼってゆく感じが

新しい土地に来たという

そわそわ感とわくわく感。

道中の園芸屋さん、

畑で農作業をしてるご夫婦、

裏にある竹林、

ご近所のこどもちゃんが遊んでる声、

自然豊かな地で

落ち着いた暮らしをしてる様子を

肌で感じる。

 

周りのお家とは

様子が違った

凛々しい黒のファサード。

正面にはガレージがあって、

中央から建物内部へと。

トンネルのように

囲まれた空間から

奥の鉄骨階段へ。

 

同じ色で統一された柵や木格子が

また色鮮やかで映える、映える。

この木格子の引き戸による

確立されたプライベートエリアの演出。

 

さて、

引き戸を開けて、

いざお部屋へ。

 

凛々しい黒を

引き継ぐかと思いきや

打って変わった、

清々しい白。

スッと視界が切り替わる。

 

家族や新婚さん、

もちろんお一人でも

使いやすい2DK。

3口もある広々としたキッチン。

一か所にまとまった水回り。

寝室や仕事部屋、

いろんな用途で使い分けができる。

 

晴れたお休みの日なんかには、

すべての部屋の窓を開けて

空気をリセット。

風が部屋中をぐるりと駆け巡って

空気も、気持ちも、

クリアにしてくれる。

 

まわりの自然を取り込んで、

落ち着いて暮らそう。

 

恋するバスタブ。

 

落ちちゃったんです、恋に。

〇と□の奇妙な外観。

オートロック扉を開けて中に入ると、

まるでエッシャーのだまし絵に迷い込んだみたい。

カクカクと続く階段をのぼってのぼって
(エレベーターもあるよ)、

玄関扉を開けると目の前に、真っ白な空間。

裸電球に照らされた、すっきりとしたキッチン。

思わずしゃがみこんで、

のぞきたくなっちゃうような、小さな窓。

そしていよいよ、

柔らかい光が差し込む部屋の奥へ。

ちらりと見える丸いカーブに引き寄せられて、

ん?

んん?

んんんんん?

バスタブ!?

しかも空間めっちゃ広っ!

何を隠そう「リラクゼーションルーム」と名付けられたこの空間、

お部屋7帖に対して4.8帖もあるんです。

「バスルーム」ではないのでご注意を。

って、そんなことよりも、

思わず入りたくなって、そうっとバスタブの中へ。

そこには、このバスタブからしか見えない、

トクベツな景色が広がっていた。

景色を切り取るカーブがこれまた小憎い演出!

さらにトクベツ感をプラスする。

朝でも夜でもいつでも、

好きなときに好きなだけ、

この景色を、

この時間を、

この空間を、

堪能できるって、ちょっと贅沢すぎやしませんか!

 

バスタブの中でたっぷりトクベツを堪能して、

部屋を後にする。

廊下に出て、扉が閉まった瞬間、

「あ、もう一度、もう少しだけ…」

すぐに会いたくなってしまった。

あのトクベツな景色に、

あのトクベツなバスタブに。

 

路地奥、秘密の小さな平屋。

 

「あ!見つけた!」

スマホを片手に周囲をさまよい

やっと発見したのは、

家と家のすき間からチラリと覗く

角丸の玄関ポーチとライトだった。

 

こんなところに可愛い平屋があったんだ!

これだから京都の街って面白い。

知る人ぞ知る秘密の場所だ。

 

なつかしさを感じる玄関を通り、室内へ入ると、

とってもコンパクトな家だとわかる。

でも必要な機能はきちんとそろっていて

すべてに手の届く距離感。

シンプルで丁寧な暮らしができそう。

 

流行りの開放感とは

対極にある家かもしれないけど、

それが不思議とホッとした気持ちにさせる。

小壁のさりげない装飾も素敵。

こういう畳の和室に心が落ち着くのって

人類共通なのかしら、なんて。

 

築年数不詳。

長年使われてきた家なのだろう。

少し傷んだ部分もあるにはあるけど、

この家と時を刻んできた”味”と

捉えたなら愛おしく見える。

 

同じ町内にスーパーがあって便利。

おいしいパン屋さんや、

ちょっと面白い立ち飲み屋もあるし、

船岡山や建勲神社が、ご近所さん。

そんな京都ローカルの真ん中にひそむ小さな平屋。

この家だからこそできる、

そんな暮らしを楽しんでもらえたら。