トンガリプロジェクト|吉田上阿達町新築計画【予告広告】

西は鴨川沿いの川端通、東は京都大学を突っ切って吉田神社へ――

そんな東一条通沿いに建築中の連棟住宅を見学してきました。

大文字山を望む、贅沢なロケーション。

しっとりしたひのきの扉と、洗い出し仕上げの玄関土間の組み合わせに惚れました。

ほどよく自然光が入ります。

出かけるときも、帰ってきたときも、明るいほうがいいですもんね。

そして2階は、なんといっても登り梁の天井が目を引きます。

整然と組まれた白木が美しい。

自然光の取り入れ方もこの物件の魅力だと思います。

お庭の完成がたのしみ。

冷房効率を高めるための階段引き戸アリ。

住みやすさを追求した工夫が随所に散りばめられています。

キッチンと小上がりの和室。

リビングのホコリが入りにくかったり、

床っぽさがなくて抵抗なくごろ寝できたり、

小上がり和室のメリットは結構色々とあるんですよ。

当物件は2戸あります。

それぞれ間取りが少し違ってたのしい。

どっちが好き?という話が現地で盛り上がりました。

 

さらに、ここに素敵なお庭が加わるとのこと。

造園家が手掛ける緑のトンネルができあがる予定です。

おたのしみに。

 


仮称)吉田上阿達町新築計画
2024年12月下旬完成予定

京都バス バス停「川端一条」徒歩約4分
京阪本線「出町柳駅」徒歩11分

お問い合わせ先
フラットエージェンシー左京店
0120-36-0669/075-762-0669


[予告広告]
賃料は未定です。本広告を行い、募集を開始するまでは、契約または予約の申込み順位の確保は一切できません。予めご了承ください。
〈募集開始予定時期/2024年12月下旬〉

愛らしく、愛らしく。

 

京都市北区・平野。

すぐ近くには、

春の桜が有名な平野神社。

西大路通りを挟んで、

はす向かいにある

このマンション。

 

玄関を開けると、

落ち着ちつきのある

やさしいグレーが

空間を包む。

各部屋の金色のドアノブが、

キラキラ輝く。

廊下をすすんで、

LDKのドアを開けると

まず目に飛び込んでくる、

ヘリンボーン調のフロアタイル。

ドアのターコイズブルー、

柱や梁のグレー、

ただの白かと思いきや

よくよく見たらレンガ調のクロス。

さりげなく可愛い。

ひとつひとつのこだわりも

ぬかりなく可愛い。

思わずキュンとくる。

可愛げがとまらない。

 

ペットショップのウィンドウで

ちいさなのワンコを

見つけたときみたいな。

胸がぎゅーっとした、

この愛らしさ。

 

間取りは1LDK。

元々の2DKを改装しただけあって、

13.5帖のLDKは

使い分けができそうな空間。

窓が二面ある方は、

風通しもよさそう。

ベランダが2つあるってのも、

なんだかうれしい。

お洗濯ものを干す用と

西大路通りの車を眺め黄昏る用。

レトロな水回りも

ここだと可愛くみえるの。

 

可愛く丁寧に改装され、

住み手の気持ちを高ぶらせる。

 

可愛げって、

やっぱり大事だね。

403号室

カイホウされる旧校舎。

 

2016年秋のオープン以来、

新聞やテレビ、雑誌など

様々なメディアに取り上げていただきました、

我らが、「the SITE」。

本当にありがたいことです。

感謝、感謝です。

 

主な用途としては、アトリエやオフィス、ショップなど。

アートやモノづくり、デザイン、

というキーワードに沿った入居者様を募集します。

特徴としては、

入居者が共同で利用できる工作室や

展示スペース(有料)がある事。

また、制作の合間に利用する事ができるシャワー室、

も備えます。

 

以下、リノベーションにまつわるストーリーです。

 

1970年。

鉄骨造2階建ての、真新しい校舎が竣工した。

そこに至るまでには、

1963年の学校創設以来、

教員と学生が自らの手で、

鉄工所跡の建物を教室に改装した事もあるそうだ。

この校舎完成の2年前には、

創設者の一人がこの世を去っている。

竣工を迎えた関係者の感慨もひとしおであったであろう。

その後、西校舎や南校舎も新築。

2009年の閉校まで、多くの卒業生を輩出した。

 

ここまでが、この物件の前身である、

「京都インターアクト美術学校」のストーリー。

 

そして、その開学から半世紀の時を超え、

2016年。

一度は閉ざされた校舎を、

再び、「カイホウ」する時がやってきた。

学校、建物が歩んできた歴史をリスペクトしつつ、

リノベーションによって新たな息吹をもたらさんとする

プロジェクト。堂々、始動。

 

物件名の「site」には、

町・建物などの位置、場所という意味や

遺跡、跡、という意味がある。

 

そして、

建物のコンセプトの1つとしての、

「カイホウ」という言葉。

まず、開け放つという意味の「開放」。

文字通り、元校舎の開放。

既成概念からの開放。

カフェや展示スペースを備え、地域への開放。

次に、貸し方の「解放」。

貸主側では必要以上に作り込みすぎない、

余白のある空間とする。

そこから先は入居者の感性に委ねる事によって、

個性あふれる空間が生まれるであろうことを期待する。

 

最後に。

願わくは、

この場所で、1つ1つ丁寧に作られたモノに、

光が当たりますように。

それらが集合体として、

大きなうねりとなって、

新しい価値を、

この場所から発信していけますように。

美しきハーモニー。

新築当時。

えー、遡る事、

数十年以上も前。

京都産業大学前店の店長だった僕には、

この物件にまつわる思い出が、いっぱいある。

アポもなく、フラッと店舗に来られたオーナーさん。

「こんなん建てるんやけど、家賃どれ位になるかな」

と見せてくれた、外観パースや図面を見て、

新米店長の心は、ときめいた。

カ、カッコイイ。

 

とっても新鮮で、印象に残る感覚だった。

今でこそ、デザインにこだわりを持つ物件も多くなったけど、

当時はデザイナーズマンションなんて言葉すら、

無かった時代。

自分で初めて新築物件をお預かりする事も相まって、

ワクワクとドキドキが交差した。

そして、完成が6月だった事もあり、

新入学の学生さんには、入居時期が合わなかった。

けど、絶対に良い物件だって自信があったから、

一生懸命おすすめしてた。

4月から6月までの2ヶ月間、2万円くらいの下宿に仮住まいをして、

そこから移動してもらった学生さんもいた。

あの子たちは、この部屋でどんな学生生活を送ったんだろう。

楽しい思い出になってたらいいな。

聞いてみたい。

うん、ぜひ聞きたい。

 

って、前置き長っ。

申し訳ございません。

本題へ入ります。

とにかくね、カックイイんだ。

コンクリート打ちっ放しと、

そこに加えてあるスパイス。

キッチンやシューズボックスに使用されてる、

カナダから輸入したキャビネット。

クローゼットの扉。

窓枠、建具。

1階のベランダにある、ウッドデッキ。

外観のアクセントに。

階段の手すりにも。

そう、それは全部、木材。

コンクリートのクールな感じに、

木材のあったかさが加わって、

それが足し算じゃなくて、

掛け算になってる。

魅力倍増。

そう、ここで奏でられる、

コンクリートと木材の、

美しきハーモニー。

ご鑑賞ください。

1986ハウス episode2。

 

あの「1986ハウス。」で、

新たなリノベーションルームが完成。

 

最初から言います。

カックイイですよ。

(実は、これ言ってみたかったんです。照)

 

もっと気軽に、もっと身軽に。

味わいたい、おしゃれなお部屋。

ひとり暮らしですもん、

約7.9帖もあれば、充分、充分。

いくつか観葉植物を置けるなら、

もうそれで満足。

 

なんて言ったって、良い前例がありますもので。

天井や南側の壁面は

既存を解体、素地を現す。

ざらっとした質感。

手をすべらせて、何度も触りたくなる。

差し込む光だけで過ごしたい。

だって、電気を付けてない方が

素材をそのまま体感できるから。

床はナラの無垢材フローリングに新調。

ユニットバスだって、

レトロな味が出てるから良いでしょ。

 

ただ寝に帰る部屋なんてイヤ。

けどそんなそうそう借りられないじゃない。

これくらいがちょうどいい。

 

ここはやっぱり、

師匠の結びを受け継ぎたいと思います。

 

昭和から、平成。そして、令和へ。

この“時代の変わり目”に、

いざ、見参です。

やうやう白く。

東の山の向こうから

今日もまた、

新しい一日がやってくる。

 

京都の玄関口「京都駅」の目の前で、

やぐらの見張り番のように

その訪れを見届けてるのは

この部屋に住む、私。

 

どんよりとした曇りの日、

くらくらするような晴天の日、

爽やかな風が吹く日、

小鳥たちがご機嫌な日。

同じようで違う今日が

毎日毎日やってきて、

この部屋を抜け、京都の街へ。

 

寝室にしているロフトで、

(ロフトといっても、

大きな窓もエアコンもあるから

普通の部屋なのだけど)

迎える朝は、

他のどこよりも特別な気がする。

 

さて、そろそろ降りようか。

眼下に広がる京の街は、

もうとっくに朝の顔。

 

 

でっぱり秘密基地。

 

小学生の頃、学校の裏山で秘密基地作りに夢中だった。

その頃の秘密基地は、

こっそり隠れて自分たちだけの世界に浸る場所だった。

けれど、大人になった今、求めるのは

「少しだけ特別」で「少しだけ距離を置ける」

そんな場所。

 

この物件は、でっぱっている。

撮影のために訪れたとき、

通りに入ってすぐに「ああ、アレかな」と分かった。

 

下はまるっとシャッター付きガレージ。

所謂、ガレージハウスだ。

車はもちろん、バイクや自転車のガレージにしてもいい。

そこは自由です。

 

その上の2階・3階が少し突き出している。

これこそが、タイトルの「でっぱり」。

 

階段を上って玄関へ。

レンガと白い壁、

水色に塗装された玄関ドアが

控えめに可愛らしい。

 

リビングに入り、でっぱりから外を眺めると、

高さとでっぱり具合が

ツリーハウスみたいでワクワクする。

一面が大きく窓だけど、

北向きなので光の入り方は優しい。

京都の暑い夏にはちょうどいいかもしれない。

南向きのベランダもあるので、洗濯物はご心配なく。

 

3階の居室は、椅子や床に座ると

上賀茂方面の山の稜線と空の青が美しい。

でっぱっているのに、

少し高くて周囲と目線が合いにくい。

勾配天井が屋根裏部屋みたいで

これがまた、ワクワクする。

 

大人の秘密基地なんて言い方を

よく目にするけど、

むしろ大人の方が、

秘密基地という言葉が好きかもしれない。

恋するバスタブ。

 

落ちちゃったんです、恋に。

〇と□の奇妙な外観。

オートロック扉を開けて中に入ると、

まるでエッシャーのだまし絵に迷い込んだみたい。

カクカクと続く階段をのぼってのぼって
(エレベーターもあるよ)、

玄関扉を開けると目の前に、真っ白な空間。

裸電球に照らされた、すっきりとしたキッチン。

思わずしゃがみこんで、

のぞきたくなっちゃうような、小さな窓。

そしていよいよ、

柔らかい光が差し込む部屋の奥へ。

ちらりと見える丸いカーブに引き寄せられて、

ん?

んん?

んんんんん?

バスタブ!?

しかも空間めっちゃ広っ!

何を隠そう「リラクゼーションルーム」と名付けられたこの空間、

お部屋7帖に対して4.8帖もあるんです。

「バスルーム」ではないのでご注意を。

って、そんなことよりも、

思わず入りたくなって、そうっとバスタブの中へ。

そこには、このバスタブからしか見えない、

トクベツな景色が広がっていた。

景色を切り取るカーブがこれまた小憎い演出!

さらにトクベツ感をプラスする。

朝でも夜でもいつでも、

好きなときに好きなだけ、

この景色を、

この時間を、

この空間を、

堪能できるって、ちょっと贅沢すぎやしませんか!

 

バスタブの中でたっぷりトクベツを堪能して、

部屋を後にする。

廊下に出て、扉が閉まった瞬間、

「あ、もう一度、もう少しだけ…」

すぐに会いたくなってしまった。

あのトクベツな景色に、

あのトクベツなバスタブに。

 

 

空と繋がるような。

正直に言うと、私の家は

ちょっと熱がこもりやすい。

窓を開けて、

風が通り抜けるような場所で過ごしたい。

 

この部屋は、そんな願いをかなえてくれるかな。

 

玄関に鍵付きの網戸がある。

これ、すごくいい。

田舎の実家なら

気にせず玄関を開けっぱなしにするけど、

ここではそうはいかないもんね。

この網戸なら、安心だ。

 

玄関から風を通して、

そして15.9帖のLDKへ。

窓が2面にあるので、明るくて風通しもいい。

 

それにしても、この開放感、

窓だけじゃ生み出せない。

 

そう、だだっ広いルーフバルコニー。

北向きだから暑すぎない。

おうちピクニック、ベランピング、

どんとこい。

それだけの余裕があります。

 

ちなみに、ルーフバルコニーからは

五山送り火や衣笠山、

その手前を走る嵯峨野線が見えます。

 

ちなみに、ルーフバルコニーも入れると

ベランダが3つあります。

 

なんて贅沢なんだ。