トンガリプロジェクト|吉田上阿達町新築 vol.3

吉田上阿達町の新築『ヨシダテラス』のご紹介、第3弾。
お庭が完成したとのことで、撮影に行ってきました。

上の写真は日没直前ごろ。
モダンで優しい色味の建物と、雑木のアプローチのライトアップがとても素敵です。
これから葉が豊かになる季節が楽しみですね。

 

 

そしてこちらが日没後。

 

木の造形、光の色、どれも優しく落着きのある感じ。
けれども、ぼやけず、存在感があります。

 

中から見た光景も魅力的です。

 


オープンハウスのお知らせ

下記の日程でオープンハウスを実施します。
どうぞお気軽に、のぞきに来てください。

【日時】2025年4月26日(土)11:00 – 16:00
【交通】叡山電鉄本線・京阪本線「出町柳駅」 徒歩8分
◆申込は不要です。いつでもお気軽にお越しください。

ヨシダテラス_オープンハウスのお知らせ

気分、晴れ晴れ。

 

この部屋なら、大丈夫。

この部屋なら、この設備なら、

本当はこう暮らしたいのよ

っていう理想を実現できる。

 

だってほら、まずこの玄関。

広い土間、気の利いた有孔ボード。

水回りは、綺麗なうえに高性能。

気持ち良く使えて、身も心もシャンとする。

それから、これこれ。

ウォークインクローゼット。

お気に入りたち、綺麗に収納するぞ。

 

肝心のお部屋はというと。

玄関入ってすぐに感じた、良い予感。

ほら、ばんざーい!

立派なキッチン、

自由にさせてくれる広いリビング、

大きな窓、明るい光、開放的な眺望。

東山もどーんと一望。

部屋のゆとりは、心のゆとり。

このお家のおかげで、

日々の暮らしも、

明るく生き生きとしてくるような。

 

立地は、二条駅近く。

駅まで徒歩6分。

地下鉄、JRのWアクセスなのが嬉しい。

早く帰って、お家でゆっくりしよう。

 

トンガリコラム「“縁の下の力持ち”ってやつ」

「新築物件の取材に行きませんか」
と関係部署から声をかけていただいた時、
どちらかというと“レトロ物件”が好きな筆者は
あまり気乗りがしない様子で聞いていたのですが(←失礼)。

「いま建設中で、“基礎”を作っているんですよ。
人の背丈よりも深く地面を掘って、
そこに鉄筋て、鉄の棒を組んでね…」

なんて説明されるのを聞いて、
(ええーなにそれ!?見たい…!!)
急に目に輝きをやどし、
「行かせてください!」と
食い気味にご一緒させていただいた。

きそ【基礎】
建築物や大きな装置の一番下にすえ、全重量を支えるもの。
(※『Oxford Languages』より)

まさに“縁の下の力持ち”ってやつ!
建物を支え、地中に埋まってしまう部分。
そんなの作ってる最中の工事現場に行けるなんて
不動産屋さんになった甲斐があるというもの!

当初とは打って変わってウキウキと現場へ向かい、
建設会社さんにご挨拶。
ヘルメットをかぶる指示に大喜びで応え
(一度かぶってみたかった)
いざ入場。

おぉー!けっこう広い!!

聞きしに勝る深い穴!
深いけど、意外と解放感がある。
中では職人さんたちが数人で
手際よく鉄筋を組んでおられた。

これが鉄筋てやつ!

この場所は京都の住宅街。道があまり広くないので、
長すぎる鉄筋はトラックの大きさの関係で
持ってくることができないらしく、
現場で溶接して必要な長さにするとのこと。

バチバチ飛び散る火花!かっこいい…!

溶接作業中の様子。 (火花がうまく写真にうつらず残念…!)

ふと職人さんがこちらを見つけて会釈してくださり、
野次馬のように覗いている自分に照れ笑い…。

こうやって一つ一つ地道な工程が重ねられて、
マンションみたいに大きな建物が建つんだな!
そして、こうして組まれた鉄筋やコンクリートは
ピカピカの新築が建ってしまえばもう誰にも見えない。
ああ、胸が熱い…!

現場監督がお忙しい中時間を割いて、
すっかりハイテンションになっている筆者の質問に
ひとつひとつ丁寧に答えてくださいました…。
本当にありがとうございました。

雨を逃がす穴。これが無いと、雨天時にこの広い空間がプールのごとく水浸しになってしまうそう。

クレーン車にもテンション上がる。
デッカーーイ!!!
はたらく車、カッコいい!

建設の工程はまだまだこれから!
完成は2026年3月とのこと。
できればそれまでにまた取材に行きたいな。
(あわよくば、コンクリートを流すところが見たい。)

“基礎”を見ちゃった物件は、
なんだか“赤ちゃんの頃から知ってる近所の子”みたいな
気分になってしまう。
これからどんな姿になってゆくのだろう。
すっかり完成が楽しみになりました。

こんな風に暮らしてみたい。

 

「真如堂マンション」は

昭和の面影を残す

ゆるやかな坂道をのぼった

細い横道の先にある。

 

坂のふもとには

たこ焼きやお弁当のお店なんかがあって

つい寄り道してしまいそう。

満たされた心と小袋をぶら下げて

ご近所からぶらり帰宅が日常になるかも。

 

うす緑色の”らせん階段”を

トントンと小さな音を立てて上がり

お部屋へ戻ると、

玄関入ってすぐに小さなお台所。

廊下に面した窓が南向きで

明るい光の感じがいい。

 

ここでお茶を淹れてほっこりしよう。

小さなやかんで湯を沸かそう。

置きっぱなしの鍋の横でいい。

2口コンロだもんね。

 

窓枠に腰かけて、風に吹かれながら、

火の番をして過ごしてみたい。

お台所が気持ちいいのは良い住処。

ここが一番のお気に入りになりそう。

 

巣ごもりよろしくのんびり過ごす時間は

奥の居室がちょうどいい。

窓から外がチラッと見えて

ふわりと風の通り道なのがいい。

 

一日の終わりには

ベランダを通って小さな風呂場へ。

ピンクのタイルと四角い浴槽がかわいい。

ちゃんと湯船につかりたい日も大丈夫。

 

「あーこんな風に暮らしてみたいなー」

って想像力を掻き立てる魅力がたくさんある

ご近所の雰囲気も素敵だし。

 

少しレトロポップな外観にキュンとくる

そんな感性の持ち主なら、

ここでの暮らしがきっと好きになれる。

あなたにひっかかる“素敵ポイント”

たくさん見つけて暮らしてほしい。

 

水回りはピカピカにしてあるから安心。

でもちょっとレトロな暮らしにもあこがれるなって

そのこだわり、ここなら実現できるかも。

 

ひだまりの窓辺。

大きなすりガラスの窓から

柔らかな光が差し込む。

この窓辺でなにしよう。

もうすぐ春。

リネンをかけたベットに

暖かな陽だまりができる。

 

ひとり暮らしのワンルーム。

お気に入りを詰め込んだ

小さな部屋もいいけれど、

すこし余裕が欲しくて引っ越した。

大きな窓と、ひかり。

広いお部屋と、余白。

新しい部屋に、うきうきわくわく。

 

その他の楽しみ、

ひとつ、キッチンが広いこと。

それだけで、
料理は上手くできる(気がする)し

なにより楽しい。

作業台、用意しよっと。

 

ひとつ、ベランダにデッキと水場があること。

外に水道があるのってなにかと便利。

植物を育てたり、メダカも飼ってみたい。

 

ひとつ、銭湯がすぐそこ。

お風呂はユニットバスだから

ゆっくり浸かりたいとき、

芯から温もりたいときは、

銭湯に行く。

 

この町の、古き良き雰囲気に、

なんだかすっと馴染めてしまった。

商店街、銭湯、庶民的で気さくなお店。

それにすぐ近くの大徳寺は、

お茶文化の中心的な存在で、

お茶・お花・器・お菓子…。

それらのことを考えるだけで

ときめき、わくわくしてくる。

いいな、

紫野、大徳寺上門前町。

これからいっぱい散策しよう。

 

さあ、春です!

気分新たに、

この町で、この部屋で、

京都暮らしをスタートさせませんか?

 

_お部屋

_町のこと

このまちに住んだなら。紫野編 vol.1

▲徒歩圏内をふらっとおさんぽ。喫茶店や中華屋さんに寄り道。

このまちに住んだなら。 紫野編vol.2

▲新大宮商店街 すぐ近くの商店街。
お肉、お魚、お野菜、果物、お漬物、お惣菜、
だいたいなんでも揃っちゃいます!スーパーや薬局もあります。

唯一の恋。

このマンションの名前にもなっていて、

エントランスの前に植えられている、

シンボルツリーの、

花梨(かりん)。

は、

元々、左京区にお住まいされていたオーナー様が、

ご自宅の庭に植えていらっしゃったものを、

この場所へと一緒に、引っ越してきた木。

 

オーナー様から色々な話を聞いて、

1番驚いたコトは、

デザインのほとんどを、オーナー様自らが行ったというコト。

特注のオートロック扉に埋め込まれている、

鮮やかなガラスは、

素材感を楽しめる、ダルガラス。

エントランスホールは、

壁や床材を、外部に使用しているものと同じ素材にして、

外と内を、ゆるやかにつなぐ空間としている。

吹き抜けになっているので、開放感も抜群だ。

 

お部屋にもコダワリが満載。

キッチンの手前には3枚の引き戸があって、

来客の際には隠せるようになっている。

床材はメープルの無垢材。

肌触りがイイ。

コーナーにはタイル貼りの一角。

ここは、プランターなんかを置くスペース。

インテリアの一部として、

観葉植物も仲間に入れましょ。

さらには、広いロフトがあって、天井も高い。

 

素材もたくさんのモノが使われていて、

室内に彩りを添えてくれている。

コンクリートの打ちっ放しや、

僕が好きな、ガラスブロックもある。

快適に過ごせて、

あまり生活感が出すぎないように、という、

オーナー様のアイディアがいっぱいに詰まった、

宝石箱のようなお部屋だ。

 

ちなみに、花梨の花言葉は、

「唯一の恋」。

オーナー様の愛情がカタチになった、

幸せな住空間。

恋してくれた方、

お待ちしております。

 

時を重ねる。

 

「年をとる」

という言葉は、一般的に、

あまり良いようには捉えられません。

建物もしかり。

「新築」「築浅」という言葉が、

ある程度のステータスを持っています。

でも、

この建物を見ると、

年をとる、

年を重ねる事によって、

得られるものがあると気付かされます。

 

場所は修学院離宮の麓、

山が近く、

小川が流れ、

自然を感じられるエリア。

花梨の木が植わっていることから

「花櫚館(かりんかん)」と名付けられたこの建物は、

34歳を迎えました。

コンセプトは「周りにとけ込むような建物」。

30年を経たコンクリートの建物は、

まわりの自然にしっくりとけ込んでいます。

 

そしてお部屋の床材は無垢のナラ材。

今でこそ賃貸物件で無垢材を使用する物件は増えてきてますが、

30年前には殆ど無かったのではないでしょうか。

「いいものを使いたい」という

家主さんの想いで敷かれたナラのフローリングは、

30年経ち、とても良い風合いが出てきました。

年を重ねる事によって、

味わいを深めてきた物件です。

それから、

お庭をのぞめるベランダや、

周辺を見渡せる開放的な屋上、

そんなオマケ要素もついてきます。

ぜひ見に来てください。

202号室

 

 

風のあわい。

 

人はいつから「境界」を作り始めたのだろうか。

家と外、仕事と休息、朝と夜。

私たちの生活は、

目に見えない境界に囲まれている。

 

内と外、光と影、日常と非日常。

けれども、境界が曖昧になったとき、

新たな気づきがあるかもしれない。

例えば、朝の光がカーテンの隙間から差し込み、

部屋の中に溶け込む瞬間。

あるいは、外の風がふと窓を抜けて、

部屋を通りすがるとき。

この部屋は、まさにそんな「境界」を柔らかくする場所。

 

町家の格子のような玄関扉を開くと、

すぐ室内に入るわけではない。

まず、土間バルコニーという半屋外のエリアがあって、

その次に室内へと入る。

 

土間バルコニーの使い方は自由。

趣味のガジェットを並べてもいいし、

植物を置いて自分だけのオアシスにするのもいい。

 

室内も、仕切りを極力減らしている。

自然光を生かしたつくりで、

外の世界と接しながらも、

自分だけの空間に戻るような感覚。

 

そして一面はガラス張りで、

土間バルコニーがよく見える。

 

土間がつなぐ内と外。

その曖昧な境界の中で、

新しい暮らしが見つかるかも。

 

コンクリートにたぎる情熱。

 

たとえばライブを見に行ったときなんかに

素晴らしい演者に出会ったりすると

頭がカーッと熱くなって

 

ああ、すべてを捨ててでも

この人に人生をささげてみたい!

 

みたいな。

そんな気持ちになることないですか。

 

この物件を訪れたときの私は

まさにそんな状態。

 

うわーッ!!!

出会ってしまった…!!!

かなりいい…!!!

 

無骨に見えるのに実は

計算されつくされている洗練さ。

ギリギリまでそぎ落とされたデザイン。

心をわしづかみにされた。

 

どんな理想の空間を描いたとしても

ガッツリ受け止めてくれる

懐の広さを感じた。

 

条件とかどうでもいい。

この部屋と人生を共にしてみたい。

大げさだけど

人をそんな気持ちへ至らせるに

充分な熱量が宿っている。

それがこの「太陽マンション」だ。

 

ここを建てた当時のオーナー夫妻は

日本が大きく変化した時代を生き抜いた人たち。

完成は昭和41年。

引退後の生活を見据えて建てられたともいわれる。

 

そこから約60年。

その一番新しい系譜に

このマンションを再生した人がいる。

 

マンションの来歴をしっかり受けとめて

他にどこにもない物件を。

好きなものに真剣な人が妥協しなくていい物件を。

とことんこだわった家具と暮らせる物件を。

 

そんな情熱をもって再生した人。

これらの部屋からはそのたぎるような思いが

冷たいコンクリートを介してビシビシ伝わってくる。

人の情熱は、人の心を動かす。

 

ただただもうかっこよくて

夢中で写真を撮った。

 

洗練されたマクロ視点での魅力が働いて

リノベーションで残された古い部分が

水を得たように輝いているのも印象的。

ドア、ガラス、窓、パーツ。

古くからこの部屋を見守ってきたものたち。

もう!シッブイ…!! 大好き。

 

そしてそこへ

あとから備え付けられたコンロやコンセント

電球なんかが絶妙に合わせられ

小粋に調和している様よ!

 

こんな場所が存在してくれてありがとう…。

出会えて嬉しい…。

最後は感謝に近いそんな気持ちになった。

 

三者三様、個性があるので(撮影時点での空きは3部屋)

ピンと来たところを選んでほしい。

 

60年経って、生まれ変わったこれらの部屋。

歴史の続きはここに構えるあなたがどうぞ。

「太陽マンション」は静かに出会うべき人を待っている。

過去と未来への情熱をはらんで。

 

2E