バトンタッチ。

 

時がとまったような、

静かな空気。

大通りの喧騒も、

ガラス戸に映る車の残像も、

まるで別世界のよう。

 

長年ここで営まれていた

雑貨屋さんが

お店を閉められて数か月。

久しぶりに電気を付けると、

がらんどうの空間に

色が戻った。

だいだいの光の玉が

ポンポン、ゆらゆら。

暖かい場所だったんだな。

 

今はシャッターが下りている

北大路通沿いの広い間口。

次の誰かが開くそのときまで、

もうしばらく。

その頃には、お庭も芽吹く。

新たな物語のはじまり。

 

二十数年ぶりに渡るバトン。

ご見学お問い合わせお待ちしております!

 

春を待つ家。

 

「誰かきた」「誰かきた」

玄関先の植物たちが、

ざわざわざわ。

突然ごめんなさいね、

ちょっとお邪魔します。

 

鍵を開け、戸をくぐると、

立派な玄関がお出迎え。

神様は玄関から入ってくる

と言いますが

踏み入った先の空気が良いと、

ほっとしますね。

神様もこういう気持ちなのかな。

いやはや、玄関は大事。

 

そしてその先には

どどーんと和室、畳・畳・畳。

光の帯が広がっています。

日の移り変わりも、一目瞭然。

それが、建具を入れれば、

閉じた小さな空間に早変わり。

使い方色々、何役もこなす優秀なお部屋。

 

さてさて、

和室の懐の深さにしみじみとしつつ、

さらに中へ。

ダイニング、キッチン、バスルーム…

英語で呼びたくなるような、

おしゃれな雰囲気と清潔感。

ペンキ塗りの食器棚、白いタイル、木枠の扉。

う~ん、可愛いなぁ ♪

 

そして、2階がまた素敵なんです。

白い壁と柱梁のコントラストは

民芸的でもあり、

ヨーロッパの民家のようでもあり。

アーチの扉は、童話の世界のよう。

和室はぽっかりと浮かぶ小島みたい。

簾がなびく窓際は風情たっぷり。

いやはや、盛りだくさんですね。

2つある個室は、こだわりの窓にご注目。

窓辺にお気に入りの椅子を置きたいな。

 

窓の向こうは住宅街。

程よく心地よい、街の音。

学校帰りの子どもたち、ご近所さんの立ち話。

賀茂川も近くて、環境がとても良いですよ。

それでいて、烏丸線沿線という便利さも併せ持つ。

京都暮らしを満喫できること、間違いなし。

 

これから春へ向かう季節。

いまは閉じているこの家にも

どなたかの新生活とともに、

春のうららかな光と

さわやかな風が通り抜けますように!

 

 

ワンダフルなビュー。

京都では、

東向きの窓やベランダが好まれる。

場合によっては南向きよりも。

なぜか。

そこには、

シンボルとなる2つの山の存在がある。

比叡山と如意ヶ嶽(通称大文字山)。

この2つを眺められる事にプレミアム感があって、

安心するというか、心が和む感じ。

故郷の風景みたいな存在。

 

今回の物件は、

この2つの山を、

独り占めしているかのような感覚になる、

素晴らしい眺望を持ち、

さらには、

その絶景を楽しむための(目的はそれだけじゃないけど)

広々としたテラスまで用意されている。

これはもう、

盆と正月が一緒に来たみたいなもんだ。

お祭り騒ぎ。

無邪気に喜びましょう。

わーい、わーい。

やった~。

ありがとうございます。

でもね、ほんと、素晴らしい眺めです。

朝日が昇ってくる様子も見たいなぁ。

毎日ちょっとずつ違うんだろうなぁ。

キレイなんだろうなぁ。

そして、

盛り上がるのは8月16日の送り火。

当日は東に大文字を鑑賞しつつ、

すぐ裏の船山では船形の炎が燃える。

 

お部屋自体は、

ゆったりとした1LDK。

玄関まわりが広くって、

シューズボックスも大容量。

19.5帖の広々としたリビングと、8帖の寝室。

いたってシンプル。

生活するイメージが湧きやすい。

 

個人的には、

ここのテラスでビールを飲んだら、

さぞ美味いだろうなぁ、

と思っています。

キンキンに冷やして、飲みたい、

と思っています。

浴びるほど、飲みた、、、

失礼しました。

飲み過ぎると、怒られます。

適量で、お願いします。

という事で、

皆さまそれぞれの過ごし方で、

ぜひ、この絶景とテラスを楽しんでください。

 

you make me happy。

 

北山通りから1本北側の、

北山通りが無かった時代からの、

この地域一帯が「松ヶ崎村」と呼ばれていた頃からの、

いわゆる、旧街道。

なんとも風情ある、この通り。

用水路が流れていて、

昔は洗濯をしたり、野菜を洗ったり、

地域の人々の生活に密着したものだったそう。

子供にとっては、楽しい遊び場かな。

 

そして、それぞれの家に入るには、

そこに架けられた、

小さな橋を渡っていくんだけど、

この感じが、好きだなぁ。

ウチとソト、をゆるやかに隔てる

オンとオフが切り替わる感じ。

この橋を渡ったら、

仕事モード、オン。

帰ってきたら、オフ。

なんて具合に、自分の気持ちの中で、

スイッチの役割を果たしてくれるんだ。

 

物件について。

まずは、センスよくデザインされた共用部。

外壁とエントランスへ向かう通路の壁。

塗りで仕上げられていて、美しい。

コンクリート打ちっ放しと、目隠しの木格子、

ちょっと古びた感じがカックイイ、黒のタイル。

そこに、バランスよく配されたグリーンたち。

完全に、癒されます。

心、落ち着きます。

 

間取りは2タイプ。

共通しているのは、

開口部が大きくとってある事。

これは、高い天井のなせるワザ。

勾配天井で開放感があって、

高い位置から窓が取れる。

だから、

南向きの大きな窓から、

いっぱいの光が差し込む。

これ、何にも代え難い。

 

床は無垢フローリング。

気持ち良くって、

床でゴロゴロしたくなる。

だって、日本人だもん。

さらに、浴室に窓アリ。

これ、僕的にはポイントが高い。

ていうか、あるとすっごく、ウレシイ。

 

こんな風に「光」について、

しっかりと考えられた部屋。

なんだかそれは、

「光」が僕達にとって大切なものなんだよ、って、

教えてくれているみたいだ。

 

北山今昔30余年。

北山は、

幼いころ母と一緒に

よく出かけた場所。

 

植物園を散策して、

おにぎりを食べて。

キノコ文庫からはじまり、

森を抜け、小川を渡り、

いくつかの花園をめぐると、

噴水が見えてくる。

北山通りが近づいてくる。

 

植物園のゲートを出て、

まちにくりだすとき、

とてもワクワクした。

通りの空気がもう楽しかった。

 

北山の建物たち。

濃い影を映すコンクリートの壁。

ひんやりとしたステンレスの手摺。

螺旋階段や奥への通路、

地下への階段は

どこへ繋がるのか。

冷たくて、無彩色な、

立体路地空間。

不思議なお城のような、

迷路のような、異国のような。

 

そうだ、そうだ、

そうだった。

久しぶりに体感した、

この、コンクリ立体路地。

階段を上がったり下がったり、

はざまにある、テラスのようなところ。

踊り場なのか、店先なのか。

こういう場所に

なぜかワクワクするのよね。

建築って面白い。

 

かつては、最先端だった北山建築たちも、

年を重ね、また違った魅力を持ちつつある。

まちも、変わりゆく。

昔話はそっと心にしまって、

これからの北山を。

これからの、Tree’sビルを。

 

海中のカーニバル。

 

ここは東山区梅宮町。

近くに白川が流れ、

枝垂れ柳がそよそよ風に揺られてる。

ランタンが浮かぶ古川町商店街もほど近く。

知恩院、八坂神社に円山公園。

レトロな風景、情緒あふれる町並みに陶酔。

 

白川沿いの石畳。

歩みを進めて一本入ると

思わずぴたと足がとまる。

あっと、目を奪われました。

波打つ外観に、波打つ気持ち。

ゆれる、ゆれる、ゆらいでる。

 

エントランスには、

光と色が楽しげに遊ぶ。

海中にさす光のように。

 

カラフルな色使いは、

海のいきものたちをイメージしてるのかな、

はたまたポップな潜水艦のようで、

丸い窓や丸いタイルが可愛くって。

あっちゃこっちゃに想像がふくらむ。

 

仕事帰りで疲れていても

玄関を入った瞬間、

ビビットな黄色が元気をくれる。

(個人的に黄色が好きなので、だいぶツボなお部屋です)

玄関横の収納は、

ハンガーパイプもついていて

長いコートも楽々しまえる。

階段のパイプはうまく使えば、

ひっかける収納をつけると

スペース活用になります。

 

メゾネットタイプの1LDK。

上のフロアは、リビングとキッチン。

下のフロアに、寝室と水回り。

 

それでは、階段を上がって。

リビングへどうぞ。

単なるコンクリート壁面のデザイナーズではありません。

外観から内装までトータルで調和がとれている。

海面に浮かんできたかのような

この黄色の波打ちがイイ。

波打つ黄色に、心が躍る。

 

キッチンも、ゆらぐ、ゆらぐ。

1口のIHコンロが付いてるけど、

お料理する方だったら、

もうひとつ置型コンロを用意してもいいかも。

スペースはしっかりあるので、大丈夫かと。

冷蔵庫置き場の裏手には、

ちょっとした食器棚も備え付け。

キッチンスペースへの入口には、

しゃらんとした

カラフルなのれんを付けるのなんてどうでしょう。

 

この部屋をもっとカラフルに飾りたい。

南向きだから、光も取り込める。

3つの電球とメインの照明でも遊んで。

ベランダから青空をのぞむと、

海面に出てきた魚のように、

ぷはっと思わず息をはきたくなる。

 

下のフロアは、

いたってシンプル。

寝室にぴったりの半地下には

お昼時になると太陽が差し込む。

気分屋さんの太陽のせいで、

ほんのり暗くなったり、

ぱぁっと明るくなったり。

お部屋はコロコロと表情を変えるから

いつまでたっても飽きずにいられる。

木漏れ日とかくれんぼ。

ドアを

開けては、閉め。

開けては、閉め。

木漏れ日の出現を待ち望む。

海中の魚のように、光と遊ぶ。

 

無彩色な日々が、ここでカラフルに。

暮らしに色が加わると、途端に世界は変わる。

 

ゆるく、繋がる。

 

シェアハウスというと、

入居者同士で

家族のように仲良くなるところもあれば、

ドライな距離感を保っているところもある。

どちらが良いとか悪いとかはありません。

今回ご紹介するシェアハウスは、

たぶん後者のタイプ。

 

場所は東山。

柳の木々が並ぶ白川がすぐ近くを流れ、

高台寺や八坂神社が近くにありと、

いかにも

“京都”って

感じがするエリアである。

 

そして建物も、

縁側が中庭をぐるりと囲い込む、

なんとも日本らしいもの。

お部屋は色んなタイプがあり、

3帖のエコノミーなサイズのもあれば、

10帖の和室+板間といったデラックス(笑)なのもある。

住んでいる人も様々。

学生がいれば社会人もいるし、

男性がいれば女性もいる。

職業や出身地も様々。

だけど全くのバラバラというわけではなく、

リビングにお土産やご飯のお裾分けがあったり、

住民同士はゆるく繋がっている。

そう、

まるでこの建物の縁側が、

お部屋をゆるく、繋ぐように。

B号室(21.04㎡)

E-1号室(6.00㎡)

F号室(11.40㎡)

平面図1F

平面図2F

庭時間。

 

おそるおそる踏み入った

薄暗い座敷のそのむこうに、

きらきらと陽だまりが輝いている。

 

ひきつけられるように、庭へ。

 

下草を覆う陰が

雲の流れとともに形をかえてゆく。

 

風が吹くと、

向こうの木がざわざわざわ、

こちらの木がかさかさかさ。

 

右の茂み、左の茂み、

右、左、右、左、

虫の声がとび交う。

 

すこしずつ、

見え出す、聞こえ出す、

この庭の宇宙。

 

草も木も花も、

鳥も虫も、

どっしりと根をはった風情の古い蔵も、

〈家主〉不在のこの庭で

気ままに、時を過ごしている。

 

恵みの雨や暖かな日差しを喜び、

悪天に耐え、

芽吹きを祝い、朽ちゆく姿を見守り、

すぎ行く雲が、

変わりゆく季節が、

太陽や月、星々が刻む時を、

止むことなく、過ごしている。

 

〈時間〉の概念とは違う

この時の流れに

身を置き、とけこめば、

緩々と体がほぐれていく。

 

庭の合奏、

心地よい音色に包まれて。

 

左京区修学院大道町、

修学院離宮のほど近く。

比叡山の山裾で、

庭と古家と、暮らしませんか。

 

貫禄ある古家に、自由きままな庭。

一筋縄ではいかぬ相手。

でもだからこそ、

起きること、毎日が、おもしろい。

 

*事業用での募集です。

住みながら働く、

仕事場として借りてくださる方を募集しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このまちに住んだなら。修学院編

涼しい風、虫の声。
少しずつ秋が近づく今日この頃。

夏の終わりに、「修学院」の思い出を。

町をカンカンに照らした太陽が
山の向こうに沈んでいく。

夏の夕方、
暑さが引いて少しほっとする時間。

修学院は坂のまち。

比叡山に向かう登り坂、
京都盆地の東の縁。

見返ると、暮れていく太陽と、
西日に照らされた京都の街が一望できる。

修学院の夕景は、本当にきれいです。

空広く、美しい景色が広がるのは
地理的環境に加えて、この辺りが「風致地区」だから。

修学院離宮、鷺ノ森神社、その背後の山々…。
美しい自然と景観が守られています。

そんな「風致地区」も、
子どもたちにとっては、周囲一帯遊びのフィールド。
坂も森も、お構いなしで駆けまわります。

のどかな風景も、子どもたちにとっては見慣れた地元の景色。カブトムシに遭遇。

修学院の氏神さま・鷺ノ森神社。そろそろ秋虫たちの合奏が聴けるかも。

修学院離宮横を流れる音羽川の砂防ダム。子どもたちの遊び場。

川沿いは犬の散歩など、地元の皆さんの散歩道。下り方面は夕暮れを一望できます。

街の中心エリアからほとんど離れずに、
この環境、この景色。

後水尾上皇が離宮造営にこの地を選んだのも、
なんだか納得してしまいます。

夏の景色もとっても良かったのですが、
これから秋、そして冬へ。
また違った景色が見れるはず。

高野川と比叡山。

Special Thanks***
案内してくれたすずちゃん、しんちゃん、ありがとう!

===
▽修学院エリアの物件
ご家族での暮らし、子育てにもおすすめの修学院。
ファミリー向けの貸家から一人暮らしのアパートまで、
いろいろとご紹介可能です◎

修学院中林町貸家(リンク先:賃貸京都.jp ㈱フラットエージェンシー)

アパート華(リンク先:賃貸京都.jp ㈱フラットエージェンシー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「庭時間。」修学院大道町古民家(事業用)

サンハイツ(リンク先:賃貸京都.jp ㈱フラットエージェンシー)