トンガリプロジェクトvol.18 下鴨修学館ー穀雨ー

「穀雨」
あらゆる穀物を育てる恵みの雨が降るころ。
ひんやりとした日が続く今年は
新緑の香りを伴って、冷たい雨が降りました。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

前回は、満開の桜に覆われていた下鴨疏水。
この2週間で一変し、一帯一面、緑・緑・緑!
植物の生命力に圧倒されます。

さて、そんな、日々移りゆく疏水沿いの風景ですが、
修学館の改修も着々と進んでおります。

***

前回、床が解体されていて、泣く泣く撮影をあきらめた
建物2階正面(疎水を望む一等地!)のラウンジ部分。

隣のお部屋まで拡大され、開放的になっていました!
とても気持ちの良いラウンジになりそうです。

もともと女子学生の寮として使われていたので
四畳半のお部屋がずらりとならんでいたのですが、
この改修で二間続きのお部屋が登場。
疎水を望む窓が自室に2面あるなんて、贅沢。。。

四畳半一間の小さなお部屋もこじんまりとしていて、
自分の大切なものを詰め込んで埋もれたい、そんなサイズ感。
庭側(南)のお部屋は日当たりばつぐん、光がたっぷり注ぎます。
疏水側(北)はいわずもがな、素敵な小川が流れています。
桜をはじめ、たくさんの木々植物も、すぐ目前に。

屋根瓦の工事に水回りの配管工事も、
ひとつひとつ着々と進行中でした。

先の読めない情勢下ですが、
新しい暮らしや家族の在り方を共に考え
暮らしていこうとする人々が
この場所に集える時、
来るその時に向かって、
一歩ずつ前へ進んでいます。

2020.04.25

【物件概要】
募集は終了いたしました

物件:京都下鴨修学館
構 造:木造2階建 全25戸(一般募集12戸)
築年月:昭和45年3月
(令和2年7月リノベーション工事完成予定)

入 居:2020年9月上旬~予定
対 象:男女、学生、社会人
所在地:京都市左京区下鴨東岸本町14
交 通:地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅徒歩11分

【賃貸条件】
家 賃:-
共益費:-
礼金:-
敷金:-
火災保険加入要:-
くらしーど24:-

取引態様:専任媒介
(※仲介手数料:賃料の半月分(税別))

【設備】
インターネット無料、オートロック、宅配ボックス、エアコン(各室有)
専用庭、談話室、共同:キッチン・浴室・シャワー室・トイレ・ランドリー
(※改装中により仕様が変更になる場合がございます。)

トンガリプロジェクトvol.18 下鴨修学館ー清明ー

「清明」
万物が息を吹き返し若返る、清々しく明るい季節。

まさにその通りすぎて、
《二十四節季》の凄さに驚きが隠せません。

生きとし生けるすべてのものが
春を謳歌し輝く様の、下鴨・琵琶湖疏水沿い。
春爛漫!

そんな、生命力漲る“清明”のころ、
修学館の解体も勢いよく進んでおりました。

***

いつもトップ画像用の写真を撮っていた、
2階北西角のラウンジ(玄関のちょうど上です)は
床が抜かれて梁だけの姿に…

満開の桜を見たくて、梁を渡ろうかと悩みましたが
さすがに諦めました。。。
ここから見る桜並木、さぞ綺麗だろうな。

この桜をみるのにうってつけのお部屋は
共用のラウンジとして、シェア生活の重要拠点となるはず。
来年の今頃には、住人さんたちのお花見会場になるでしょうか?

疏水側の塀もなくなりました。
北側のお部屋から見る、満開の桜は圧巻です。
桜の見える疏水側のお部屋か、中庭側の南向きのお部屋か、
はたまた1階か2階か。。。。お部屋選びが悩ましいですね。

***

次に行く頃には、
《新生》修学館、の姿が少しずつ、見えてくるでしょうか。

2020.4.7

【物件概要】
募集は終了いたしました

物件:京都下鴨修学館
構 造:木造2階建 全25戸(一般募集12戸)
築年月:昭和45年3月
(令和2年7月リノベーション工事完成予定)

入 居:2020年9月上旬~予定
対 象:男女、学生、社会人
所在地:京都市左京区下鴨東岸本町14
交 通:地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅徒歩11分

【賃貸条件】
家 賃:-
共益費:-
礼金:-
敷金:-
火災保険加入要:-
くらしーど24:-

取引態様:専任媒介
(※仲介手数料:賃料の半月分(税別))

【設備】
インターネット無料、オートロック、宅配ボックス、エアコン(各室有)
専用庭、談話室、共同:キッチン・浴室・シャワー室・トイレ・ランドリー
(※改装中により仕様が変更になる場合がございます。)

 

トンガリプロジェクトvol.18 下鴨修学館ー春分ー

「春分の日」から1週間。
この1週間で一気に桜の開花が進みました。
いつもなら、多くの観光客で賑わうはずの京都ですが
今年はひっそりと。

そんな人間社会をよそに、
圧倒的な勢いでやってきた「春」!

桜のつぼみが、
今にもひとつふたつと花ひらきそうな
春の陽気の中、修学館の解体がスタートしました。

***

いまのこの姿を見れるのは、
これで最後かもしれません。

それは少し寂しいけど、
桜満開のころ、
桜散るころ、
新緑のころ、
一体どんな姿になっているのか
楽しみです。

***

2020.3.26

トンガリプロジェクトvol.18 下鴨修学館ー雨水ー

二十四節季、雨水。
雪から雨へ、氷から水へ変わりはじめる頃。

草木が芽生え、春へと向かい始めるちょうど今の時期、
二十四節季では「雨水(うすい)」と言うそうです。

桜並木の疏水沿いに佇む可憐な館「修学館」。
もともとは女子学生の寮でした。
数年の休息を経て、これからまた新たな一歩を踏み出します。

再出発の様子を季節の移り変わりとともにレポートしていきたいと思います。

***

鳥のさえずり、疏水の音、土手の緑のふかふかした感じ、
水仙の香り、わんこの散歩がのんびり通り過ぎていく感じ…。

のどかな風景についにんまりとしながら、
「京都下鴨修学館」へ。

目を引く可愛らしい外観。
通るたびに、気になっていたのですが
いつもひと気がなく、謎の存在でした。

そんな気になる存在だったこの建物に、
再び灯りがともり、扉が開かれたことが、
周辺をよくぶらぶら散歩していた一市民として
とにかく嬉しい。

思い出や思い入れがどれだけ詰まっていようと
容赦なく、取り壊しされていく町の現実を見ていて、
この建物が再び新しい役目を担って、再スタートを切れたこと、
本当によかったなぁと思います。
オーナー様はじめ、関係者皆様のご尽力のたまものです。

疏水沿いの桜は、まだ固そうなつぼみ。
修学館の改修の進行とともに、
この桜並木、いつかは満開になるんだなぁと思うと
それもまた楽しみです。

今日はまだ本格的な改修は始まっておらず、
業者さんがお掃除をされていました。
まずはきれいに磨きあげて。

また季節がひとつ進むころ、様子を覗きにいってきます!