トンガリプロジェクトvol.20 子かぶレジデンス

東山山麓、山科にある
「清水焼団地」という町をご存知でしょうか。

昭和40年代の後半、清水焼の職人さんたちが
五条坂界隈から移住し形成された工業地区。

今でも、窯元や陶磁器店、
清水焼関連の専門店などがたくさんあります。

そんな職人の町・清水焼団地にある
レトロマンションの1室が絶賛改装中です。

 

改装後はキッチン・リビングの視線が
窓向きになるので
東山が一望できてとっても気持ち良いです。
(写真は曇り空ですが眺望は◎)

改装前(2DK→1LDKに改装/キッチンの向き変わります)

さて、先日、
工事中のところちょっとお邪魔し
こだわりを色々お聞きしてきました。

ポイント① 和室→土間
玄関入って右手の和室は土間になります。
工作・作業なんかもしやすいです◎
自転車が趣味の方にもおすすめです!

ポイント②こだわりのあずき色
マンション外壁の淡い小豆色に合わせて、
壁、天井、タイル部分、コンクリ部分etc…
全て同じ色に塗装。
色味が暖かくて、柔らな雰囲気です。

ポイント③框にそっと忍ばせてあります
清水焼の町にちなみ、
リビングの框にタイルを装飾予定。
廃材だったものを焼き直したそうです。

ポイント④キッチン~廊下のお役立ち壁
工夫次第で自由に楽しめるエキスパンドメタル設置予定。
実用的に活用するも良し、インテリアなどに工夫するも良し。

エキスパンドメタルの奥に
カラフルな電気線が見える仕上がりになるらしく、
それも可愛くなりそうで楽しみです!

果たしてどんなお部屋になるのでしょうか。
改装完成が楽しみです♪

もうすぐ条件が決定しますので
準備でき次第、募集開始いたします!
もう少々お待ちくださいませ。

 

バトンタッチ。

 

時がとまったような、

静かな空気。

大通りの喧騒も、

ガラス戸に映る車の残像も、

まるで別世界のよう。

 

長年ここで営まれていた

雑貨屋さんが

お店を閉められて数か月。

久しぶりに電気を付けると、

がらんどうの空間に

色が戻った。

だいだいの光の玉が

ポンポン、ゆらゆら。

暖かい場所だったんだな。

 

今はシャッターが下りている

北大路通沿いの広い間口。

次の誰かが開くそのときまで、

もうしばらく。

その頃には、お庭も芽吹く。

新たな物語のはじまり。

 

二十数年ぶりに渡るバトン。

ご見学お問い合わせお待ちしております!

 

春を待つ家。

 

「誰かきた」「誰かきた」

玄関先の植物たちが、

ざわざわざわ。

突然ごめんなさいね、

ちょっとお邪魔します。

 

鍵を開け、戸をくぐると、

立派な玄関がお出迎え。

神様は玄関から入ってくる

と言いますが

踏み入った先の空気が良いと、

ほっとしますね。

神様もこういう気持ちなのかな。

いやはや、玄関は大事。

 

そしてその先には

どどーんと和室、畳・畳・畳。

光の帯が広がっています。

日の移り変わりも、一目瞭然。

それが、建具を入れれば、

閉じた小さな空間に早変わり。

使い方色々、何役もこなす優秀なお部屋。

 

さてさて、

和室の懐の深さにしみじみとしつつ、

さらに中へ。

ダイニング、キッチン、バスルーム…

英語で呼びたくなるような、

おしゃれな雰囲気と清潔感。

ペンキ塗りの食器棚、白いタイル、木枠の扉。

う~ん、可愛いなぁ ♪

 

そして、2階がまた素敵なんです。

白い壁と柱梁のコントラストは

民芸的でもあり、

ヨーロッパの民家のようでもあり。

アーチの扉は、童話の世界のよう。

和室はぽっかりと浮かぶ小島みたい。

簾がなびく窓際は風情たっぷり。

いやはや、盛りだくさんですね。

2つある個室は、こだわりの窓にご注目。

窓辺にお気に入りの椅子を置きたいな。

 

窓の向こうは住宅街。

程よく心地よい、街の音。

学校帰りの子どもたち、ご近所さんの立ち話。

賀茂川も近くて、環境がとても良いですよ。

それでいて、烏丸線沿線という便利さも併せ持つ。

京都暮らしを満喫できること、間違いなし。

 

これから春へ向かう季節。

いまは閉じているこの家にも

どなたかの新生活とともに、

春のうららかな光と

さわやかな風が通り抜けますように!

 

 

ワンダフルなビュー。

京都では、

東向きの窓やベランダが好まれる。

場合によっては南向きよりも。

なぜか。

そこには、

シンボルとなる2つの山の存在がある。

比叡山と如意ヶ嶽(通称大文字山)。

この2つを眺められる事にプレミアム感があって、

安心するというか、心が和む感じ。

故郷の風景みたいな存在。

 

今回の物件は、

この2つの山を、

独り占めしているかのような感覚になる、

素晴らしい眺望を持ち、

さらには、

その絶景を楽しむための(目的はそれだけじゃないけど)

広々としたテラスまで用意されている。

これはもう、

盆と正月が一緒に来たみたいなもんだ。

お祭り騒ぎ。

無邪気に喜びましょう。

わーい、わーい。

やった~。

ありがとうございます。

でもね、ほんと、素晴らしい眺めです。

朝日が昇ってくる様子も見たいなぁ。

毎日ちょっとずつ違うんだろうなぁ。

キレイなんだろうなぁ。

そして、

盛り上がるのは8月16日の送り火。

当日は東に大文字を鑑賞しつつ、

すぐ裏の船山では船形の炎が燃える。

 

お部屋自体は、

ゆったりとした1LDK。

玄関まわりが広くって、

シューズボックスも大容量。

19.5帖の広々としたリビングと、8帖の寝室。

いたってシンプル。

生活するイメージが湧きやすい。

 

個人的には、

ここのテラスでビールを飲んだら、

さぞ美味いだろうなぁ、

と思っています。

キンキンに冷やして、飲みたい、

と思っています。

浴びるほど、飲みた、、、

失礼しました。

飲み過ぎると、怒られます。

適量で、お願いします。

という事で、

皆さまそれぞれの過ごし方で、

ぜひ、この絶景とテラスを楽しんでください。

 

you make me happy。

 

北山通りから1本北側の、

北山通りが無かった時代からの、

この地域一帯が「松ヶ崎村」と呼ばれていた頃からの、

いわゆる、旧街道。

なんとも風情ある、この通り。

用水路が流れていて、

昔は洗濯をしたり、野菜を洗ったり、

地域の人々の生活に密着したものだったそう。

子供にとっては、楽しい遊び場かな。

 

そして、それぞれの家に入るには、

そこに架けられた、

小さな橋を渡っていくんだけど、

この感じが、好きだなぁ。

ウチとソト、をゆるやかに隔てる

オンとオフが切り替わる感じ。

この橋を渡ったら、

仕事モード、オン。

帰ってきたら、オフ。

なんて具合に、自分の気持ちの中で、

スイッチの役割を果たしてくれるんだ。

 

物件について。

まずは、センスよくデザインされた共用部。

外壁とエントランスへ向かう通路の壁。

塗りで仕上げられていて、美しい。

コンクリート打ちっ放しと、目隠しの木格子、

ちょっと古びた感じがカックイイ、黒のタイル。

そこに、バランスよく配されたグリーンたち。

完全に、癒されます。

心、落ち着きます。

 

間取りは2タイプ。

共通しているのは、

開口部が大きくとってある事。

これは、高い天井のなせるワザ。

勾配天井で開放感があって、

高い位置から窓が取れる。

だから、

南向きの大きな窓から、

いっぱいの光が差し込む。

これ、何にも代え難い。

 

床は無垢フローリング。

気持ち良くって、

床でゴロゴロしたくなる。

だって、日本人だもん。

さらに、浴室に窓アリ。

これ、僕的にはポイントが高い。

ていうか、あるとすっごく、ウレシイ。

 

こんな風に「光」について、

しっかりと考えられた部屋。

なんだかそれは、

「光」が僕達にとって大切なものなんだよ、って、

教えてくれているみたいだ。

 

北山今昔30余年。

北山は、

幼いころ母と一緒に

よく出かけた場所。

 

植物園を散策して、

おにぎりを食べて。

キノコ文庫からはじまり、

森を抜け、小川を渡り、

いくつかの花園をめぐると、

噴水が見えてくる。

北山通りが近づいてくる。

 

植物園のゲートを出て、

まちに繰り出すとき、

とてもワクワクした。

通りの空気がもう楽しかった。

 

北山の建物たち。

濃い影を映すコンクリートの壁。

ひんやりとしたステンレスの手摺。

螺旋階段や奥へ続く通路、

地下への階段は

どこへ繋がるのか。

冷たくて、無彩色な、

立体路地空間。

不思議なお城のような、

迷路のような、異国のような。

 

そうだ、そうだ、

そうだった。

久しぶりに体感した、

この、コンクリ立体路地。

階段を上がったり下がったり、

はざまにある、テラスのようなところ。

踊り場なのか、店先なのか。

こういう場所に

なぜかワクワクするのよね。

建築って面白い。

 

かつては、最先端だった北山建築たちも、

年を重ね、また違った魅力を持ちつつある。

まちも、変わりゆく。

昔話はそっと心にしまって、

これからの北山を。

これからの、Tree’sビルを。

 

庭時間。

 

おそるおそる踏み入った

薄暗い座敷のそのむこうに、

きらきらと陽だまりが輝いている。

 

ひきつけられるように、庭へ。

 

下草を覆う陰が

雲の流れとともに形をかえてゆく。

 

風が吹くと、

向こうの木がざわざわざわ、

こちらの木がかさかさかさ。

 

右の茂み、左の茂み、

右、左、右、左、

虫の声がとび交う。

 

すこしずつ、

見え出す、聞こえ出す、

この庭の宇宙。

 

草も木も花も、

鳥も虫も、

どっしりと根をはった風情の古い蔵も、

〈家主〉不在のこの庭で

気ままに、時を過ごしている。

 

恵みの雨や暖かな日差しを喜び、

悪天に耐え、

芽吹きを祝い、朽ちゆく姿を見守り、

すぎ行く雲が、

変わりゆく季節が、

太陽や月、星々が刻む時を、

止むことなく、過ごしている。

 

〈時間〉の概念とは違う

この時の流れに

身を置き、溶けこめば、

緩々と体がほぐれていく。

 

庭の合奏、

心地よい音色に包まれて。

 

左京区修学院大道町、

修学院離宮のほど近く。

比叡山の山裾で、

庭と古家と、暮らしませんか。

 

貫禄ある古家に、自由きままな庭。

一筋縄ではいかぬ相手。

でもだからこそ、

起きること、毎日が、おもしろい。

 

*事業用での募集です。

住みながら働く、

仕事場として借りてくださる方を募集しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このまちに住んだなら。修学院編

涼しい風、虫の声。
少しずつ秋が近づく今日この頃。

夏の終わりに、「修学院」の思い出を。

町をカンカンに照らした太陽が
山の向こうに沈んでいく。

夏の夕方、
暑さが引いて少しほっとする時間。

修学院は坂のまち。

比叡山に向かう登り坂、
京都盆地の東の縁。

見返ると、暮れていく太陽と、
西日に照らされた京都の街が一望できる。

修学院の夕景は、本当にきれいです。

空広く、美しい景色が広がるのは
地理的環境に加えて、この辺りが「風致地区」だから。

修学院離宮、鷺ノ森神社、その背後の山々…。
美しい自然と景観が守られています。

そんな「風致地区」も、
子どもたちにとっては、周囲一帯遊びのフィールド。
坂も森も、お構いなしで駆けまわります。

のどかな風景も、子どもたちにとっては見慣れた地元の景色。カブトムシに遭遇。

修学院の氏神さま・鷺ノ森神社。そろそろ秋虫たちの合奏が聴けるかも。

修学院離宮横を流れる音羽川の砂防ダム。子どもたちの遊び場。

川沿いは犬の散歩など、地元の皆さんの散歩道。下り方面は夕暮れを一望できます。

街の中心エリアからほとんど離れずに、
この環境、この景色。

後水尾上皇が離宮造営にこの地を選んだのも、
なんだか納得してしまいます。

夏の景色もとっても良かったのですが、
これから秋、そして冬へ。
また違った景色が見れるはず。

高野川と比叡山。

Special Thanks***
案内してくれたすずちゃん、しんちゃん、ありがとう!

===
▽修学院エリアの物件
ご家族での暮らし、子育てにもおすすめの修学院。
ファミリー向けの貸家から一人暮らしのアパートまで、
いろいろとご紹介可能です◎

修学院中林町貸家(リンク先:賃貸京都.jp ㈱フラットエージェンシー)

アパート華(リンク先:賃貸京都.jp ㈱フラットエージェンシー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「庭時間。」修学院大道町古民家(事業用)

サンハイツ(リンク先:賃貸京都.jp ㈱フラットエージェンシー)

 

このまちに住んだなら。真如堂編

真如堂、黒谷、鹿ケ谷……。

これらの地名を見聞きすると
のどかで穏やかな風景が頭に浮かびます。

それは、自分で歩くより先に古本で知った景色。

縁あって近くに住むようになった今、
読み返してみると同じ道を辿っていて驚きました。

黒谷さんから真如堂へ抜ける道。

私の好きな散歩道。

吉田山と東山に挟まれたこのあたり。

疏水や白川の流れ、山々や寺社境内の緑、
「暮らし」が垣間見られる民家や商店、路地。

肌に感じる風、雨の匂い、蝉の声。

その道中では、折に触れて季節を感じることができます。

ぜひ散歩コースに入れて頂きたいのは「真如堂」です。

桜、藤、山吹、紫陽花、沙羅双樹、菩提樹、百日紅……。
季節とともに変わりゆく境内。

ほんの一時しか見られないお花もあり、
時季が過ぎればまた来年のお楽しみ。

そうして巡りゆく季節。

変わっていくもの、変わらないもの。

私はお花を見るのが好きですが、
虫や鳥、気候、お寺の行事やしつらえなど、
散歩の楽しみは人それぞれですね。

6月中旬、境内は紫陽花、沙羅双樹、菩提樹と花盛りでした。

お散歩の途中には
一息できる休憩場所があると嬉しいですね。

真如堂の門を出てすぐ、
吉田山の麓に佇む美しいカフェにしばし寄り道。

鞄に忍ばせておいた一冊をぱらりめくるも良し、
山々の彩りをぼんやりと見るのもまた良いひとときです。

吉田山荘 カフェ真古館

この辺りは古民家も残っており、
趣のある物件がよく募集に出るエリアでもあります。

いいなと思うお家と出会えたら…なんて、
夢も色々膨らみます。

北白川のバス通りから少し入り、
町の喧騒から離れているのもちょうどいい具合。

梅雨があけ、クラクラするような陽ざしと夏の空。

さすがに日中は足が向きませんが、
これからの季節は百日紅が楽しみです。

夏の盛りを感じる鮮やかな色。

夏の終わり、朽ちていく寸前の深い色。

夕暮れ時や陽が沈んでから、夕涼みがてら、
散歩しようと思います。

***

▼真如堂エリアで募集中の物件

Apt. Morita  「軽やかに、満ち足たりて」

真如堂前町京町家 (リンク先:賃貸京都.jp ㈱フラットエージェンシー)