このまちに住んだなら。真如堂編

真如堂、黒谷、鹿ケ谷……。

これらの地名を見聞きすると
のどかで穏やかな風景が頭に浮かびます。

それは、自分で歩くより先に古本で知った景色。

縁あって近くに住むようになった今、
読み返してみると同じ道を辿っていて驚きました。

黒谷さんから真如堂へ抜ける道。

私の好きな散歩道。

吉田山と東山に挟まれたこのあたり。

疏水や白川の流れ、山々や寺社境内の緑、
「暮らし」が垣間見られる民家や商店、路地。

肌に感じる風、雨の匂い、蝉の声。

その道中では、折に触れて季節を感じることができます。

ぜひ散歩コースに入れて頂きたいのは「真如堂」です。

桜、藤、山吹、紫陽花、沙羅双樹、菩提樹、百日紅……。
季節とともに変わりゆく境内。

ほんの一時しか見られないお花もあり、
時季が過ぎればまた来年のお楽しみ。

そうして巡りゆく季節。

変わっていくもの、変わらないもの。

私はお花を見るのが好きですが、
虫や鳥、気候、お寺の行事やしつらえなど、
散歩の楽しみは人それぞれですね。

6月中旬、境内は紫陽花、沙羅双樹、菩提樹と花盛りでした。

お散歩の途中には
一息できる休憩場所があると嬉しいですね。

真如堂の門を出てすぐ、
吉田山の麓に佇む美しいカフェにしばし寄り道。

鞄に忍ばせておいた一冊をぱらりめくるも良し、
山々の彩りをぼんやりと見るのもまた良いひとときです。

吉田山荘 カフェ真古館

この辺りは古民家も残っており、
趣のある物件がよく募集に出るエリアでもあります。

いいなと思うお家と出会えたら…なんて、
夢も色々膨らみます。

北白川のバス通りから少し入り、
町の喧騒から離れているのもちょうどいい具合。

梅雨があけ、クラクラするような陽ざしと夏の空。

さすがに日中は足が向きませんが、
これからの季節は百日紅が楽しみです。

夏の盛りを感じる鮮やかな色。

夏の終わり、朽ちていく寸前の深い色。

夕暮れ時や陽が沈んでから、夕涼みがてら、
散歩しようと思います。

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▼真如堂エリアで募集中の物件

Apt. Morita  「軽やかに、満ち足たりて」

真如堂前町京町家 (リンク先:賃貸京都.jp ㈱フラットエージェンシー)