この家は、かつて多くの住まいを手がけてきた、
熟練の建築士によって設計された木造建築だそう。
居室に入ってすぐ、ハッと目を引くのが
特徴的な天井の梁。
木目が美しい無垢材の床、
やわらかな漆喰の壁。
そして、装飾彫りの入った造作家具が
ところどころに備え付けられている。
玄関や廊下にならぶ収納スペースや、各部屋の扉など、
こまかいところまでデザインが統一されていて、
作り手のこだわりが光る。
時と共に傷んでいる部分はあるけれど、
もともと良いものが使われているのだろう、
時を重ねた姿が、得も言われぬ
“味”を醸し出している。
木の温かみとスタイリッシュさの
バランスがいい。
階段や居室にぬけている室内窓も、
遊び心があって素敵。
「本物の木のぬくもりを手に感じて、暮らしてほしい。
大人にも、子どもにも。」
そんな思いで作られたんじゃないかな、
なんて、設計者に思いをはせてみたり。
