今回は、家主様が自ら手をかけられたという、貸家へ。
入ってみると、和モダンと、白という色を基調とした内装。
丁寧に手が加えられていて、
ちょっとしたパーツにもこだわりを感じた。
シンプル。
構造のひとつひとつが、
持ち物が映える背景として、そっと控えている。
そこにとっておきの小物が置かれることを、
待っているようにも思えた。
二階へ上がると、アーチ状の開口部が見える。
部屋と部屋をきっぱりとは区切らず、やさしく分けている。
リノベーション前から残る型板ガラスの窓と、
アーチの融合も心地よい。
それから小さな畳。
たとえば花器を添えたり、
灯りをひとつ添えたり。
そのまま床の延長として扱ってもいい。
主張はしない。
言わば、この家はフレーム。
ここに暮らす人の『お気に入り』が
空間へ静かに留まるための。
主役はそこに置かれるもの。
あるいは空間そのもの。
だからフレームはミニマルに。
あとは、何を置くか。
それだけ。
