古くからの街並みと
伝統産業「西陣織」で
多くの人に知られる京都西陣地区。
建物のオーナー様は、
江戸時代・安政年間に創業の
「帯屋捨松」。
その建物は、
「工芸・技術・美」などの意味を含む
“アート”という単語と、
宿泊の意味を込め、
“アートステイ”と名付けられました。
その名に”アート”と
織り込まれているように、
「工芸・技術・美」
を感じさせる和モダンな雰囲気を纏い、
建物内は、まるで美術館のよう。
「帯屋捨松」の作品や製作道具の展示のほか、
京都にゆかりのある
芸術作品にも触れることができます。
エントランスに入って正面、
奥の暖簾は「帯屋捨松」制作のもの。
五つに分かれている暖簾は、
五名の織職人による作品です。
エントランス脇や共用階段には、
アーティストの作品が展示されています。
そして、最上階の4階。
「上をご覧ください」
などと言うまでもなく、
おそらく皆自然と目を奪われることでしょう。
南座の提灯をも手掛ける
江戸寛政年間創業「小嶋商店」の職人による
“提灯アート”が空間を温かく灯しています。
近年では数少ない、
すべての工程を手作りで行う
「京・地張り提灯」です。
「あしらい」
帯屋捨松さんから、
この言葉をお借りしたいと思います。
あしらいもったこの空間で
伝統や文化と共に暮らし、
共に生きる、
京都の想いを紡いでいきます。
帯屋捨松 http://obiyasutematsu.co.jp/index.php
小嶋商店 http://kojima-shouten.jp/