この物件に足を踏み入れて、
まず目に飛び込んできたのは、
台所の奥まで伸びる細長い土間。
「通り庭」と呼ばれる京町家ならではのつくりで、
現代の暮らしに合わせて床が張られたり、
台所が改装されたりしている物件が多い中、
この家では、すのこを渡しただけ。
昔ながらの土間が残されていました。
木の引き戸や柱もできる限り残されていて、
何かの資料館にでも来たような、
そんなワクワクを感じながら撮影しました。
トイレとお風呂は現代的なものに改装されているので、
そこはご安心を。
木板の天井から下がるのは、あのスイッチ式の電灯。
カチッと鳴るあの感触、堪らんです。
こちらは古い設備なので
いつまで現役でいてくれるかわかりませんが、
そんなところも含めて愛おしい。
この町家を愛し尽くしてくれる人を、
お待ちしております。
居住用での募集なので、
その点はご了承願います。