工事現場を見に行こう!|鷹峯ヴィレッジ①

  • #工事現場

“鷹峯街道”っていうらしい。
千本通りの北の先から、さらに続く坂道をどんどん上って、
いい感じのパン屋(クロアさん)や
シッブい醤油屋(松野醤油さん)を
通り過ぎた、その先。

観光客でにぎやかい京都から、少~し離れた鷹峯の地に
なにやら数軒の新築が建つという!

鷹峯ヴィレッジ」と名付けられたその場所は、
コンセプトが普通のお家とはちょっと違う。

4つある区画のまんなかに庭があって、
そこで住人のみんなが“ゆるつながり”できる。
その庭には農地が作られて、みんなで野菜やハーブを育てたりして。
家と家の間はあえて塀を作らず、
敷地全体がひとつのオープンスペースになるらしい。
ご近所とつくる、小さな“村(ヴィレッジ)”なのだ!

自宅のお庭でローズマリーを摘んで肉料理に入れたり、
おやつにアイスクリーム作るからって
「ちょっとお庭からミント摘んできて~」
なんてことが日常的にできてしまう!いいなあ!

さて、筆者、別件で工事現場の面白さに目覚め、
もっと行ってみたいと機会をうかがっていたところ、
関係者に思いが届き(?!)、
建設中の「鷹峯ヴィレッジ」へ連れて行って
いただけることとなった。

わーい!

来たーー!クレーン車!はたらく車かっこいい!
青空に映える。いい色!!!
(物件と関係ない部分でひと盛り上がり。)

その横に、出来上がりつつある1棟が!

4つのうち、先に建てる2つ。 手前には基礎だけできてる分も!

クレーン車。配色がかわいい。

ジャーン。家のカタチになってる!足場に囲まれた白木がかわいい。

2階からの景色を確認すべく、さっそく足場に上らせてもらった。
誰もがあこがれる(だろう)足場階段であるが、なかなか高さがあって怖い。

人がレゴのようだ!

 

このあたりの標高は、京都タワーのてっぺんと同じくらいだとか。
チラリと見える街並みの小ささが、標高の高さを物語っていた。

写真の都合で見えづらいけど、ここに街並みが。

関係者に見せてもらった図面によると、このへんに窓がついて外が見えるぽい。
窓からチラッと見える何気ない風景が、京都市の夜景だなんて!素敵じゃないですか。

柱を見ると、目印の番号や“かな”が書いてあった。
順番が「あいうえお」じゃなくて「いろはにほへと」なのが、なんだか可愛い。

「い」いいい…

「ぬ」ぬぬぬ…

おっかなびっくり一番上まで行くと屋根が見えた。
(屋根の上にも断熱材が貼ってある!)

屋根!

最上部まで見学したのち、無事に生還。
今度は土台の部分を見に行った。

この、ガッチリした金属が「超合金」。

一緒に連れてってくれた一級建築士さん曰く、
「これが『超合金』。地球とくっついてるのが“コンクリート”で、
その上に木の“土台”がのっかって、その間をつないでるのが『超合金』。」
とのこと。いかにも強そう!

こうして、さまざまな部品と技術を介して、
建物が“地球とくっついている”というのもロマンを感じる。
私たちみんな、地球の延長に住んでいるのだ。

ところで、この家は木造の最新設備を使っているので、
床下に穴が無いのだそう。

みなさんの周囲の家屋など、家の下のところに
四角い穴が開いているの、見たことないですか。

以前の家は床下に換気のための穴が開いていて、
ネズミなどの害獣や虫、なんなら子どもが入る等のデメリットがあった

(筆者は子どもの頃、冒険と称して自宅の床下に入ったことがある…)

その穴がない代わりに、
コンクリートと土台の間に黒い「基礎パッキン」ていうのが
はさまって換気してくれるらしい!

木とコンクリートの間にある、黒いデコボコが「基礎パッキン」。

もう床下に入れないのは残念だが、虫が来ないほうが絶対にいい!

さて、この一番に建設が進む棟について、とても素敵な情報を得た。

見てこれ。1階から貫く屋根に、ぽっかり空いた穴。

「天窓かな?」と思ったけど、違って、この穴には煙突がつくらしい!
なんと、この棟、薪ストーブが設置予定!素敵すぎない!!

ここに煙突が!

工事現場をうろうろしていると、普段目にしないものがたくさんあって、楽しい。
“はたらく道具”が見えないところで役立っている姿が、筆者は好きだ。

こちらは、オーロラに輝く弾丸のようなビス。さっき「超合金」の上にたくさん刺さっていた。

これも「超合金」の側にくっついていた。無造作に転がる姿が愛らしい。

これは床下換気してくれる「基礎パッキン」だな!

巨大なクギ。

巨大なクギの集合体。鉄の花みたい。

ラッパの兄弟。何に使われるかは不明…。次回聞けたらいいな。

初冬の風にのって紅葉が舞う「鷹峯ヴィレッジ」。
完成は来年2026年の春頃だそう。

この先、どんな姿があらわになるのかな。
工事が進んだらまた訪れたい~!

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